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アメリカの【スマートフォン】輸入状況
2024年(11月まで)のアメリカのスマートフォン輸入量は(HSコード:8517.13)、1.48億台で、中国からの輸入が1.09億台(74%)と圧倒的に多く、次にベトナムからの0.21億台(15%)、そして、インドからの0.14億台(9%)と続く。
日本からの輸入は、19.8万台(0.1%)8位となっている。
アメリカの2023年におけるスマートフォン出荷数は、約1.2億台なので(うちほぼ半分がiPhone)、ほぼ全てを中国に依存していると言っても過言ではない状況。トランプ次期政権が、いきなりスマートフォンの輸入にも関税をかけると、消費者へ直接の影響が及ぶと思われることから、最初の試金石になりそうに思える。
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*スマートフォン専用のHSコードは、2022年1月から8517.13で統一されたが、それ以前は、8517.12の「携帯回線網用その他の無線回線網用の電話」の中に入っていたので、2022年以前と以降は、単純に比較できない。
その前提で、2014年から2022年まで過去10年間の日本からの輸入をみると、2018年をピークに大きく落ちこんでいる(ただ、2018年はスマートフォンのみならず他の電話も含まれている)。2024年(11月まで)の輸入数は、19.8万台で、非常に少ない。
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【注記】
データの引用元は、ITC (U.S. International Trade Commission)。
輸出額は、ITC データベースの輸出合計 (Exports: Total)。
輸入額は、後日、関税率などを算定すること等もあり、一般輸入額 (Imports: General)ではなく、消費用輸入額 (Imports: Consumption)の関税評価額(Customs Value)を引用している。