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日本の自動車輸出(台数、輸出額)

日本にとって自動車は最も重要な産業の一つであり、日本からの輸出、さらには、メキシコ、カナダでの生産分含め、トランプ新政権の関税の行方の影響を大きく受けると思われる。そこで、まずは、日本からの自動車(HSコード:HSコード:8703、中古車含む。大型バス、トラック含まず)の輸出状況をみてみた。

輸出先一位はやはりアメリカで、2024年には135万台、5兆9,004億円、2位はオーストラリアの38.5万台、1兆2,332億円なので、台数で3.5倍、輸出額で4.8倍の開きがある。3位は、中国の20万台、9,236億円で、いかにアメリカ依存が大きいかが分かる。単純に2024年の輸出額5兆9,004億円に10%の関税がかかるとすると5,900億円となる。

2022年~2024年の日本の自動車(HSコード:8703、中古車含む。大型バス、トラック含まず)
輸出状況(台数:台、輸出額:億円)

元データ

2024年の日本の自動車(HSコード:8703、中古車含む。大型バス、トラック含まず)
主要国への輸出額割合(億円)

過去3年の輸出台数では、上位10ケ国では、大きな変動はなく安定して推移していると言える。

2022年~2024年の日本の自動車(HSコード:8703、中古車含む。大型バス、トラック含まず)
輸出台数トップ10ケ国への出荷台数推移(台)

                     (データ:財務省貿易統計)