
【Mac】Logiのマウスが不調なのでLogi Options+をダウングレードしようと思ったら苦労した話
今回、私が使っているMX Anywhere 3の横スクロール中にサイドボタンが反応してしまうという最悪な不具合に見舞われました。
結論から言うとバックアップがなければダウングレードは厳しいです。
以下が現象を撮影したものです。ちなみにサポート相手が英語圏の方だったので字幕は英語になっています。
ボタンが物理的に壊れたとかではないので、ドライバ周りの問題かなと思い確認してみると、Logi Options+が1.52.458320にアップデートされていました。

こちらをアンインストールしてみると、ボタンの割当は初期化されますが、横スクロールとサイドボタンの挙動が干渉しないことが判明したので、確実にLogi Options+が原因です。
この段階では、Logi Options+をダウングレードすれば済む話だと思っていました。
試しに
Logi Options+のダウンロードページには過去のバージョンのインストーラも配布されており、とりあえず1.52.458320の一つ前のバージョンである、1.52.456542のインストーラをダウンロードし実行。

すると…

オンラインで最新のLogi Options+を持ってきます。
バカか!
ネットから最新のもん持ってくるなら、なんのために公式サイトに過去のバージョンのインストーラを配布している??
意味がわかりませんが、とりあえずサポートに連絡し、過去のバージョンのLogi Options+をインストールするにはどうしたら良いのかを問い合わせました。
すると、どうやらオフライン用のインストーラが配布されてるらしく、そのリンクを頂きました。
https://prosupport.logi.com/hc/en-us/articles/10991109278871-Logitech-Options-Offline-Installer
オフラインインストーラはVersion 1.52.456542のものでしたが、こちらでは不具合は解決しませんでした。
続いては更にその一つ前のバージョンであるVersion 1.50.447400を試したかったのですが、こちらどれだけGoogleで検索してもオフラインインストーラは見つかりません。
サポートも上記のオフラインインストーラのリンクを送ってくるだけで、
過去バージョンのオフラインインストーラは持っていない様子です。
万策尽きたかと思ったその時、TimeMachineバックアップから環境を全て復元すれば良いのでは?と気付きます。
解決
まずは現在のLogi Options+がどのようにインストールされているのかを調べるために、AppCleanerを用いました。

この中の必要なファイルは以下です。
/Users/Shared/LogiOptionsPlus
/Library/Application Support/LogiOptionsPlus
/Applications/logioptionsplus.app
これを過去のTimeMachineバックアップからコピーし、どこか適当なところに保存します。
次に、以下のコマンドを用いて一度現在の環境を全て削除します。
$ /Library/Application\ Support/Logitech.localized/LogiOptionsPlus/logioptionsplus_agent.app/Contents/Frameworks/logioptionsplus_updater.app/Contents/MacOS/logioptionsplus_updater --full --uninstall
その後、オフラインインストーラを実行し、Version 1.52.456542をインストール。
ここまで出来たらMacをセーフブートで起動してください。
セーフブートの起動方法についてはこちら。
なぜセーフブートで起動するのかと言うと、Logi Options+は一度インストールすると、アクティビティモニタからどれだけ強制終了しても絶対に死なないプロセスが動くからです。
なので、セーフブートで起動しても、
絶対にLogi Options+は起動しないでください。

セーフブートで起動できたら、先程バックアップから取り出したファイルを既存のファイルに上書きします。
その後通常の再起動を行うとバージョンが戻っていました!

Version 1.50.447400ではやはり不具合は発生しません。
なので同様の問題を抱えている方は1.50.447400までダウングレードを行う必要があります。
最後に
Logicool(Logitech?イマイチ違いがわからん)さん、ドライバ周りのアップデートはどうか慎重に行ってください。
また、せめて過去のバージョンのオフラインインストーラはダウンロードできるようにしておいてください。
ハードウェアは良いのに、ドライバ周りでこんな状態だと使う気が失せてしまいます。
というか現状特に動作上の問題がないならアップデートする必要もないので、ずっと1.50で止めるのが良いかもしれません。
あとMacで同様の問題を抱えており、且つTimeMachineバックアップを取っていない方は声をかけてくれれば1.50.447400のファイルを共有します。
お気軽にどうぞ。
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