443/1000 【お芝居】劇団⭐︎新感線 「月影花之氶大逆転」
役者に過去はありません。あるのは次の台詞のみ
大好きな劇団☆新感線。
今回は、大人が真剣に、大真面目に1000%おバカを全力フルスロットルでやったりました!な新作です。(ミス西郷www)
「すべての道は芝居に通ず!」という、劇団月影花之丞・座長 月影花之丞(木野花)の号令一下、とある舞台の稽古は進む。
古田新太vs阿部サダヲの「殺人芝居」バトルに、魅力的すぎる元人気女優(西野七瀬)、や、いわく付きの元アングラアイドル3人組がゴンゴン絡み、そこにさらにはインターポールの潜入捜査官による暗殺未遂計画が重なって、てんやわんやのどんちゃん芝居が展開される。
何作パロディ入ってた?!って驚嘆するほど毎秒何かがパロられる。
パロにパロが重なるもんだから、どこまでが何なのかの線引きが怪しい。ここまでくるともはや線引きには意味がない。
ってか、次から次へとパロパロしてはゲハゲハしてて、もはや何が出てきたのかの記憶がない。#鳥頭
あ、ハイジと欅坂とベビーメタルとパタリロと鬼滅とセーラー服と機関銃と座頭市とガラスの仮面は覚えてる!(#こいつらが本編に出るとは限らないフラグ)
通常の新感線の本公演と比べると、尺はいつもの半分で(2時間1幕オンリー!)、出演者数に至っては下手したら1/4くらいだけれど、笑いの密度はその分マシマシ。いつものように目がいっぱい必要なことも少なかった。
内容書かんかい!と言われても、一言で言うなら「面白かった!」だし、もう一言足すなら、「サダヲちゃん天才!劇団員三姉妹最高!」🤣🤣くらいしか浮かばない。
あなたの中の闇を恐れずに深めなさい。それを光に変えるのです。
たまにこんな台詞でキュッと締めてくる。月影先生(木野花)、超人すぎ。そして中島かずきさんの脚本の妙。うん、やっぱり一生ついていく。
「髑髏城の7人」の捨之介2人が同時に登場するってなると、期待するのはやっぱりアレ。
ちょいと捻りはあるし、外連味3オモロー7ではあるけれど、それでもアレがくると血湧き肉躍る。
戦隊物であれ歌舞伎であれ、新旧の如何に関係なく、クライマックスの口上で「待ってました!」と声掛けしたくなるスイッチは、数百年かけて日本人のDNAに組み込まれているのです(当社比)
先週は色々あって、この日も睡眠不足の連続で体調絶不調だったけれど、終演後に劇場出たら元気になってた。
あああ、舞台がやっぱり大好きだ。
そもそも劇団☆新感線が好きな方、「ロッキーホラーショー」的なやつが好きな方、お笑いが好きな方、パロディ好きな方、ただただ能天気に笑いたい方、オススメです。
3月20日には、ライブビューイングもやるみたい。
明日も良い日に。