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【真剣に生きるとは】 映画 『侍タイムスリッパー』
日本は良き国になったのですな
日本語が大好きで、日本史が好きで、この国に住み着いて30年になる。好きな仕事もできている。こんな恵まれた生活を享受できているのは、間違いなく先人たちのおかげだ。
もちろんどの国の人でも自国に関しては同じことを思うのかも知れないけれど、まあ私は縁あってこの国に生まれ、間は空いたけれど結局この国に居着いている。
戦国時代であれ、幕末であれ、皆、自分の信じる正義や信条を貫き、誇り高く生きようとした。敵対している相手だって、同じことだ。
みんな懸命に生きた。そしてそんな過去の人たちも、今懸命に生きている私たちも、いずれいなくなり、そのうちに忘れられる。
でも、だからといって懸命に生きたことが無くなったわけでも、無駄であったわけではない。
時代劇を、あの時を懸命に生きた我々を、誰か1人でも心に留めておいてくれている間は、思いは消えない。
能でも歌舞伎でも、時代劇でも、劇団☆新感線でも戦闘物でも、タイムボカンのようなアニメでも、決め台詞にグッとくるのはもう、DNAのレベルで日本人の魂に刻み込まれているように思う。
真剣に生きたいし、真剣に涙したい。
そんな思いを新たにした。
みんなの思いの詰まった時代劇のタイトルが、『ラストサムライ』ならぬ『最後の武士』なことに爆笑。んもー、先日の大河といい、今『ラストラムライ』がアツいのかしら。
「今はその時ではない」とはぐらかした仄かな恋が、どうか実を結びますように。
いっぱい笑っていっぱい泣いた。
想定外のちょっとしたオフが出来たし、タイムスリップ系繋がりやん!と思い立っての鑑賞だった。映画館で見られて良かったし、めちゃめちゃ周回遅れではあるけれど、今年の映画初めがこれってことも嬉しい。
って、エンドクレジットに監督と助監督の名前のわんさか度が驚愕だった。どんだけマルチタスクをしたんだろう… すごすぎる。かくありたい。(無いものねだり)
明日も良い日に。
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