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どっと本~細胞診過去問解説集~(56回2023年受験者用)

※こちらに収録されている解説は2018年度~2022年年度分です。
最新版はこちら

はじめに

細胞検査士、臨床検査技師試験合格をお手伝いするどっとゼブラです(^^)

細胞診は試験が難しいにもかかわらず解説書はおろか、網羅された参考書すらありません。
そこで以下のようなことを始めました。
①Youtube過去問解説
Youtube解説はこちらをクリック
②過去問解答作成
過去問の答えはこちら
③Zoom個人講義
④解剖イラスト解説
⑤SNS問題配信
⑥模擬試験作成

これらを行う中である時こんな意見を頂きました。
分野別に勉強できるような問題集が欲しいです

確かに自分が勉強していた時もそれがあれば嬉しかっただろうなあと思いました。
しかし無いものは無い。

ということで作りました!

この問題集では細胞診筆記試験の各6分野(総論・技術・その他・呼吸器・消化器・婦人科)を分けるだけでなく、その中の問題も分野別に仕分けています。

例えば技術の免疫染色の問題をまとめているといった感じです。
こうすることで以下のような効果が得られます。

  • 分野別になっているため効率よく知識が深められる。

  • 苦手な分野を徹底して反復することができる。

ぜひたった1つの細胞診過去問解説書を使って合格してください!
勉強はやり方次第で合格に近づけます。

この過去問解説集を使って効率よく合格を手に入れてほしいと思っています。

試験までは時間があるようでありません。
今、一緒に勉強を始めましょう。

いつもみなさんの勉強を応援しています!

どっとゼブラ

この解説書の説明と使い方はこちら

*なお解答と解説はどっとゼブラの考え(全て調べてはいます)を書いています。誤りを見つけた際はX(旧Twitter)でご連絡いただけると幸いです。
X(旧Twitter)はこちら


総論


正常臓器・組織構造・機能

●51総論18
誤っているものはどれですか

1. カルシトニンは主に甲状腺C細胞より分泌される
2. インスリンは主に膵島B細胞より分泌される
3. グルカゴンは主に胃幽門腺G細胞より分泌される
4. アドレナリンは主に副腎髄質細胞より分泌される
5. パラソルモンは主に副甲状腺より分泌される

答え

解説

カルシトニンは甲状腺C細胞から分泌される。甲状腺C細胞は濾胞腔内に接してないのが特徴。

血糖値を下げるインスリンは膵ランゲルハンス島B細胞から分泌される。A細胞からは血糖値を上げるグルカゴン、D細胞からはインスリンとグルカゴンを制御するソマトスタチンが分泌される。

グルカゴンは膵ランゲルハンス島A細胞から分泌される。胃幽門腺G細胞からはガストリンが分泌される。ガストリンは塩酸の分泌を促す。

アドレナリンは副腎髄質から分泌される。副腎皮質は球状層、束状層、網状層の3層に分かれており、球状層からアルドステロン、束状層からコルチゾール、網状層からアンドロゲンが分泌される。

甲状腺の裏に4つある副甲状腺からはパラソルモンが出る。パラソルモンは血中のカルシウム濃度を上げる。

●51総論19
誤っているものはどれですか

1. 扁平上皮細胞の細胞質内にはデスモゾームが存在する
2. 多列線毛上皮は気道で物質の運搬に重要な役割を果たす
3. 乳腺, 唾液腺の導管部分には二種類の細胞が存在する
4. 神経内分泌細胞は顆粒の中にクロモグラニンを有する
5.  線維芽細胞は細胞間基質や線維成分を作る

答え

解説

デスモゾームは細胞膜と細胞膜をつなぐ接着分子。細胞質内にあるわけではない。

多列線毛円柱上皮は呼吸器系の気道に多く、何かしらの物質を運ぶ役割がある例えば気道は痰など。多列ではなくて単層線毛円柱上皮は卵管にあり、ここでは卵子を運ぶ。

乳腺とか唾液腺には普通の上皮細胞と収縮能力がある筋上皮細胞がある。

神経内分泌顆粒の中にクロモグラニンが含まれる。

線維芽細胞が膠原線維や線維成分のもとになるプロコラーゲンを産生する。そのプロコラーゲンが変化し、たくさん集まったものが膠原線維。弾性線維の主成分のエラスチンも線維芽細胞が産生する。

●52総論03
後腹膜臓器はどれですか

A.卵巣
B.精巣
C.横行結腸
D.十二指腸
E.膵臓

答え
DE

解説

卵巣は骨盤内にある腹腔内臓器。

精巣はそもそも腹腔にないから関係無い。腹腔にある場合は停留精巣という疾患になる。

横行結腸は腹腔内臓器。

十二指腸は後腹膜臓器。

膵臓も後腹膜臓器。

後腹膜臓器をまとめると①膵臓②腎臓③副腎④十二指腸⑤上行結腸⑥下行結腸⑦大動脈⑧下大静脈

●55総論19
後腹膜に存在しない臓器・器官として正しいものはどれですか.2つ選んでください.
1.腎臓
2.膵臓
3.脾臓
4.大網
5.十二指腸

答え
34

解説
後腹膜臓器をまとめると①膵臓②腎臓③副腎④十二指腸⑤上行結腸⑥下行結腸⑦大動脈⑧下大静脈

●52総論08
導管を有する臓器・器官はどれですか

A.膵臓
B.卵巣
C.下垂体
D.甲状腺
E.唾液腺

答え
AE

解説
導管というのは外分泌腺にみられる分泌物の通り道のこと。つまりこの問題は外分泌腺を選ぶという問題。答え以外の器官は内分泌腺で内分泌腺には導管が無い。
外分泌・内分泌の解説はこちら

●53総論03
小葉構造をもつものとして正しいものはどれですか

A.肺 
B.肝臓 
C.脾臓 
D.腎臓 
E.大脳

答え
AB

解説
小葉構造とは小さな区画分け、部屋、まとまりのこと。
小葉構造を持つ組織は①肝臓②膵臓③肺④乳腺⑤胸腺⑥精巣がある。

●54総論01
小葉構造を示す臓器・器官として正しいものはどれですか
A.肺
B.乳腺
C.脾臓
D.副腎
E.甲状腺

答え
AB

解説
小葉構造とは小さな区画分け、部屋、まとまりのこと。
小葉構造を持つ組織は①肝臓②膵臓③肺④乳腺⑤胸腺⑥精巣がある。

●54総論06
線毛を有する臓器・器官として正しいものはどれですか

A.尿管
B.卵管 
C.気管支
D.甲状腺
E.唾液腺

答え
BC

解説
A
尿管は尿路上皮細胞で被覆され線毛を持たない。
B
卵管は単層線毛円柱上皮細胞と分泌細胞で被覆される。
C
気管支は多列線毛円柱上皮で被覆される。
D
甲状腺では濾胞構造が多数みられ、濾胞を単層立方上皮細胞が取り囲む。
E
唾液腺は単層円柱上皮細胞で被覆され線毛を持たない。

●54総論08
細胞と局在の組合せで誤っているものはどれですか
A.パネート (Paneth)細胞-直腸
B.ライデッヒ (Leydig)細胞-精巣
C.カハール(Cajal)介在細胞-胃
D.クルチッキー(Kultschizky)細胞-気管支
E.ランゲルハンス(Langerhans)細胞-胎盤

答え
AE

解説
A
パネート細胞は小腸にみられる好酸性顆粒を持った細胞。この顆粒はリゾチーム等を含んで抗菌作用があるらしい。
B
ライディッヒ細胞は精巣の精細管と精細管の間にいる好酸性細胞で
男性ホルモンを分泌する。細胞を電顕でみるとラインケ結晶という多角形の結晶があるのも特徴。
C
カハール介在細胞は胃や腸管にある筋肉を動かすペースメーカー的細胞といわれてる。この細胞からGIST(胃消化管間質性腫瘍)ができると言われる。有効な免疫染色としてc-kit、CD34、DOG1などがある。
D
クルチッキー細胞は気管~細気管支にいる内分泌細胞でここから小細胞癌が発生する。
E
ランゲルハンス細胞は皮膚にいる組織球的な細胞。電顕でみるとテニスラケット状のバーベック顆粒がみられる。これが腫瘍化したランゲルハンス細胞組織球症にもバーベック顆粒がみられる。胎盤には単核のラングハンス型トロホブラストと多核のシンチジウム型トロホブラストがみられる。

●54総論09
膵島から分泌されるホルモンについて誤っているものはどれですか

A.インスリン
B.グルカゴン
C.ガストリン
D.カルシトニン
E.ソマトスタチン

答え
CD

解説
A
インスリンは膵ランゲルハンス島B細胞から分泌され、血糖値を下げる。
B
グルカゴンは膵ランゲルハンス島A細胞から分泌され、血糖値を上げる。
C
ガストリンは主に胃幽門腺から分泌され、塩酸の分泌を促す。
D
カルシトニンは甲状腺のC細胞から分泌され、血中のカルシウム濃度を下げる。
E
ソマトスタチンは膵ランゲルハンスD細胞から分泌され、インスリン、グルカゴンなどのホルモンを抑制する。

●54総論20
ホルモンと産生細胞の組合せで誤っているものはどれですか

1.プロラクチン-下垂体前葉細胞
2.エストロゲン-顆粒膜細胞
3.サイロキシン-甲状腺濾胞上皮細胞
4.パラソルモン-副甲状腺主細胞
5.アルドステロン-副腎髄質細胞

答え

解説
アルドステロンは副腎皮質の球状層から分泌される。副腎は皮質と髄質に分かれてて皮質がさらに球状層・束状層・網状層の3層に分かれる。球状層からアルドステロン、束状層からコルチゾール、網状層からアンドロゲンが分泌される。髄質からはアドレナリンとかノルアドレナリンが分泌される。


細胞小器官・細胞骨格

●51総論15
DNAに含まれないのはどれですか

1. チミン
2. グアニン
3. ウラシル
4. シトシン
5. アデニン

答え

解説

RNAに含まれる。RNAではDNAのチミンがウラシルにかわる。

●51総論11
細胞の超微構造について正しいものはどれですか

1.核膜は三層構造を示す
2.中心体はATP合成に関与する
3.ゴルジ装置は異物や老廃物の処理を行う
4.クロマチンはRNAと蛋白質から構成される
5.粗面小胞体は蛋白合成の盛んな細胞で発達している

答え

解説

核膜は脂質二重層からなる二重膜構造を示す。細胞膜は脂質二重層が1枚で核膜は脂質二重層が2枚ある。これを脂質二重膜呼んでいる。

中心体は細胞分裂とかに関与する。ATP合成はミトコンドリア。

ゴルジ装置はタンパクの修飾、分泌を行う。異物の処理関連はリソソーム。

クロマチンはDNAとヒストンとていう蛋白からなる。RNAと蛋白で構成されるのは核小体。

粗面小胞体は蛋白合成が盛んな細胞で発達している。粗面小胞体は表面にリボソームを持っており、リボソームは蛋白合成を行う。つまり粗面小胞体が発達してるということは蛋白合成が盛んな細胞ということ。

●52総論13
誤っているものはどれですか

A.核DNAは遺伝情報のゲノムを構成する
B.核小体はリボゾームの前駆物質であるRNAを合成する
C.ミトコンドリアはエネルギー産生の中心である 
D.蛋白合成の顕著な細胞に滑面小胞体が発達している 
E.細胞膜は脂質二重構造をとる

答え
DE

解説

これはそのまま。

核小体はリボソームRNAを合成する。

ミトコンドリアはエネルギー(ATP)を産生する。

蛋白合成に関係する小胞体は粗面小胞体。粗面小胞体は表面にリボソームが付いていて粗くみえる小胞体。実際はこのリボソームが蛋白を合成する。

細胞膜は二重構造ではない。ここでいう二重構造とは多分二重膜構造のことを言っていて、細胞膜は二重膜ではないってことが言いたいんだと思う。この親水基と疎水基が層構造になっていて、これを脂質二重層と呼んでいる。二重膜の場合はこれがもう1枚ある構造だから細胞膜は二重膜ではないということが言いたい問題かなと思う。

●53総論17
細胞小器官の機能として誤っている組み合わせはどれですか

1.核 ― 遺伝子の複製と転写
2.ミトコンドリア ― 蛋白合成
3.リソソーム ― 異物の消化分解
4.ゴルジ装置 ― 蛋白の糖鎖修飾
5.中心小体 ― 細胞分裂

答え

解説

核内で遺伝子複製、転写が行われる。

ミトコンドリアはエネルギーを合成する。蛋白合成はリボソームが行う。

リソソームは異物を消化分解する。酸性の加水分解酵素をもっていてそれで消化分解する。

ゴルジ装置は蛋白を修飾する。リボソームでつくった蛋白をゴルジで色々情報を付加して完全な蛋白にする。

中心小体は細胞分裂に関与する。

細胞小器官のイラスト解説はこちら

●54総論14
粗面小胞体の発達した細胞が示す染色性として正しいものはどれですか

1.異染性
2.好酸性
3.好銀性
4.好塩基性
5.嫌色素性

答え

解説

異染性は別名メタクロマジーと呼ばれ、元々の色と違う色に染まること。ギムザ染色やトルイジン青染色で起きる。

好酸性の染色性はミトコンドリアに富む細胞などに多い。

好銀性は銀染色で染まるもので、細網線維や基底膜が該当する。

粗面小胞体、リボソーム、核は好塩基性を示す。好塩基性の細胞質を示すのはチモーゲン顆粒が豊富な腺房細胞癌が有名。

嫌色素性とは染色されないことを指す。腎臓の嫌色素性細胞癌などでみられる。

●54総論16
細胞内小器官と機能の組合せで正しいものはどれですか

1.ゴルジ体-エネルギー産生
2.滑面小胞体-脂質代謝
3.リソソームー蛋白合成
4.リボソームー異物の分解
5.ミトコンドリアー分泌物合成

答え

解説

ゴルジ体はタンパクの修飾や分泌を行う。

滑面小胞体は脂質代謝、ステロイドホルモン合成、カルシウムイオン貯蔵などを行う。

リソソームは酸性加水分解酵素で異物の除去を行う。

リボソームは蛋白合成を行う。

ミトコンドリアはエネルギー(ATP)合成を行う。

●55総論10
細胞内小器官と機能の組合せで正しいものはどれですか

1.滑面小胞体 ― ステロイドホルモン合成
2.粗面小胞体 ― 老廃物の分解処理
3.リソソーム ― 蛋白合成
4.ミトコンドリア ― 分泌物の蓄積
5.ゴルジ(Golgi)装置 ― エネルギー産生

答え

解説

ステロイドホルモン合成やカルシウムイオン貯蔵などを行う。

粗面小胞体は表面にリボソームが付いていて粗くなっている小胞体。このリボソームが蛋白を合成するため、粗面小胞体も蛋白合成に関与する。

リソソームは遺物や老廃物の処理を行う。

ミトコンドリアはエネルギー(ATP)を産生する。

ゴルジ装置は蛋白の修飾、分泌を行う

●52総論20
中間径フィラメントに分類されないものはどれですか

1.ニューロフィラメント
2.ネスチン
3.デスミン
4.ビメンチン
5.アクチン

答え

解説

ニューロフィラメントは神経の中間径フィラメント。

ネスチンは中枢神経幹細胞の中間径フィラメント。

デスミンは筋系の中間径フィラメント。

ビメンチンは間葉系の中間径フィラメント。

アクチンはマイクロフィラメントで中間径フィラメントではない。


●53総論01
中間径フィラメントについて正しい組み合わせはどれですか

A.サイトケラチン ― 平滑筋細胞  
B.ビメンチン ― 扁平上皮細胞  
C.デスミン ― 横紋筋細胞  
D.ニューロフィラメント ― 神経細胞  
E.ネスチン ― 腺上皮細胞

答え
CD

解説

サイトケラチンは上皮の中間径フィラメントで平滑筋細胞は上皮じゃないのでサイトケラチンは染まらない。筋系の中間径フィラメントはデスミン。

ビメンチンは間葉系の中間径フィラメントで扁平上皮細胞は間葉系じゃなくて上皮なのでビメンチンは染まらない。

デスミンは筋系の中間径フィラメントで横紋筋や平滑筋を染める。

ニューロフィラメントは神経細胞の中間径フィラメント。

ネスチンは中枢神経幹細胞の中間径フィラメント。腺上皮細胞は上皮だからサイトケラチン。

中間径フィラメントの詳細記事はこちら

●53総論11
細胞骨格蛋白質でミクロフィラメントとして正しいものはどれですか

1.ニューロフィラメント
2.サイトケラチン
3.デスミン
4.ビメンチン
5.アクチン

答え

解説

ニューロフィラメントは神経細胞の中間径フィラメント。

サイトケラチンは上皮細胞の中間径フィラメント

デスミンは筋系細胞の中間径フィラメント

ビメンチンは間葉系細胞の中間径フィラメント

アクチンはミクロ(マイクロ)フィラメント

マイクロフィラメントの詳細記事はこちら

●55総論11
ミクロフィラメントとして正しいものはどれですか

1.アクチン
2.ケラチン
3.デスミン
4.ビメンチン
5.グリア線維性酸性タンパク質(GFAP)

答え

アクチンはミクロフィラメント。

ケラチンは上皮系の中間系フィラメント。

筋系の中間系フィラメント。

間葉系の中間系フィラメント。

グリア系の中間系フィラメント。

●55総論06
細胞骨格について正しいものはどれですか

A.微小管は直径10µmの細管構造である
B.アクチンフィラメントは紡錘体を形成する
C.細胞形態の保持に中間径フィラメントは関与しない
D.心筋細胞ではアクチンフィラメントとミオシンフィラメントが働く
E.微小管, 中間径フィラメントおよびアクチンフィラメントに大別される

答え
DE

解説
A
微小管は24nmでµmは太すぎる。例えば赤血球が7µmくらいなので10µmが太すぎるというのは分かるかなと思う。ちなみに中間系フィラメントは直径約10nm、マイクロフィラメントは直径約8nm。
B
細胞骨格の中で紡錘体を形成するのは微小管。
紡錘体っていうのは細胞分裂の時に形成される紡錘状の構造のこと⬇️

つまり紡錘体は中心体、微小管、染色体で形成されてる
アクチンは細胞の移動や収縮、細胞分裂に関与する。
C
中間径フィラメントは細胞形態の保持に関与する。
中間径フィラメントは細胞によって種類が違うのでそれも覚えたい。
①ケラチン(上皮細胞)②ニューロフィラメント(神経細胞)③グリアフィラメント(グリア細胞)④ビメンチン(間葉系細胞)⑤デスミン(筋系細胞)⑥ラミン(核)⑦ネスチン(中枢神経幹細胞)。
D
筋肉の収縮はアクチンとミオシンの作用による。特に心筋や骨格筋は横紋筋でアクチンとミオシンの重なりが顕微鏡で横紋としてみえる。
E
これはそのままで、細胞骨格は太い順に微小管>中間径フィラメント>マイクロフィラメント(アクチン)。

●55総論13
形質細胞の核周明庭を形成する細胞内小器官として正しいものはどれですか

1.滑面小胞体
2.リソソーム
3.リボソーム
4.ミトコンドリア
5.ゴルジ(Golgi)装置

答え

解説
形質細胞は核に近い部分が明るくて、そこを核周明庭と呼ぶ。その部分はゴルジが発達している。



細胞周期・細胞分裂

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