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【dot.食育屋】大分県豊後大野市の魅力とdot.の食育企画プロジェクト/かずまろ

初めまして!dot.食育屋からきました。管理栄養士の卵 かずまろです。

今回は、11/11(土)・11/12(日)に行った食育企画プロジェクトとそこで学んだ豊後大野市の魅力について伝えていきたいと思います。

dot.食育屋って?

 初めに私たちのグループであるdot.食育屋についてご紹介したいと思います。

dot.食育屋とは、大分県UIJターン拠点施設dot.のイベントに参加した大学生が結成したチームで「食育のロールモデルになること」を目標に活動しています。

 今回は、大分県豊後大野市にフィールドワークへ行き、食育の企画・提案を行いました。


活動内容

Day1

cocomio紹介

今回食育プロジェクトを行うにあたって、拠点にする場所はこちら!
cocomio|豊後大野市関係人口交流拠点施設です。

cocomioは、関係人口交流施設でカフェやゲストハウス、ワークスペースなど使いたい用途によって自由に使い分けることができる施設です。

木のいい香りがするきれいな環境で、作業も話し合いもはかどる施設でした!

ここのね 自由な学校

豊後大野市 最初のフィールドワークでは「ここのね 自由な学校」に伺いました。

 ここのねは、大分県豊後大野市で活動するフリースクール・*オルタナティブスクールで、子どもたちが「自由になる力」を育む学校です。

*オルタナティブスクール:子どもの主体性や自立性を重んじる教育法

学校内の見学をさせていただくと学校のいたるところに本がおいてありました。お話を聞くと、子供が本に興味を持ってくれるように常に子供の見えるところに置いているそうです。

 特に最近はサバイバルシリーズが人気だそうで、先生も知らない情報を子供が教えてくれるようになったのだとか….

子供の理解力と学ぶ意欲って本当にすごいなと感心しておりました。

 学校見学後は、NPO法人ここのね 山下理事長にdot.食育屋から質問攻めをしました。(たくさんの質問に答えていただきありがとうございました!)

 豊後大野市の魅力や私自身の人生相談など様々な質問に答えていただいたのですが、中でも特に刺激をうけたのは、ここのねの教育方針についてです。

 ここのねでは、子供たちが「自分で決めること」を何よりも大事にしており、「きっかけ」は提供しても強制することはありません。

 修学旅行も自分たちで企画して、費用を考えて、自分たちが作成したものを販売してお金を集めるそうです。

 このように、子供が「何をしたいか」「なぜしたいのか」を子供に考えてもらって、企画を作っていくという教育方針、とても影響をうけました。

 インターネットの普及により、自ら考える機会が少なくなった今の社会で、自ら考えるくせを子供のうちに身に着けておくことがどれだけ大切か。
私もここのねの子供たちに負けられないなと気合いがはいりました。


農家さんのお話

 続いて、ほりぐち農園 堀口様に農作物の生産の中でもピーマンをメインでお話を伺いました。

 写真でも伝わるように優しさあふれる笑顔でとても謙虚な堀口さんでしたが、ピーマンの味について質問すると「おいしいですよ」と一言。

 自分で作っているのだから当たり前だろと思う方もいるかもしれませんが、それでも「おいしいと思います」ではなく、「おいしいですよ」と言い切れる堀口さんに私はとてもしびれました。

 実は、あまりピーマンが得意ではない私でしたが、堀口さんの作るピーマンだけは食べてみたい。話を聞けば聞くほどそう感じました。

 そして、またまたdot.食育屋による質問攻めの時間がやってきました。
 食育企画の実施に当たって農家さんの意見は超マスト!
 貴重な意見をいただきました。

中でも収穫体験のおはなし。
こどもの食育といえば収穫体験!と感じる方も多いかもしれませんが、実は農家側からするとまだ伸びる作物がおられちゃったり、機械化により手作業で行うような収穫はしていないことだったり、リスクもやはり多いようで簡単に収穫体験や!ってわけにはいかないことがわかりました。
 
 ただ、大きさや形の関係で商品として出せない野菜も大量に存在し、そこからのアプローチであれば、食育も実践可能とのこと。これはぜひ取り入れなければ。

豊後大野市の魅力(たこぱ編)

フィールドワークが終了し、お腹がすいたと思っていたら
なにやらいい香りが…

なんと豊後大野市のたこ焼きのプロ ちっちさんが私たちのためにたこ焼きを焼いてくださっていました。

このたこ焼き、だしと水分量がおいしさの秘訣で、食べてみると特製だしの風味が口いっぱいに広がって、とろとろのたこ焼きが舌を通るんです。

この口の中が幸せに包まれる感覚、ぜひみなさんにも味わってほしいです。

そしてなんと….

堀口さんがお話をしてくださった後にピーマンを持ってきてくれたのです!
ま、まさか本当に食べられるとは思いもしなかったので、感動の嵐でした。

丸かじりができるとのことでメンバーみんなでいざ、実食!

食べてみるとこのピーマン、特にすごいところが2つ存在します。

1つ目が、苦くない!!
お話でも子供がまるかじりしたと聞いていたので、「まさかぁー」と思っていたのですが、マジのマジで丸かじりできます。
そのくらい苦みがないんです。

2つ目がみずみずしさ!!
とっても肉厚で噛んだら中から水分が出てくるほど。
これは野菜というよりも、もはやフルーツです。ほんとに。

そんなこんなで盛り上がりに盛り上がったタコパ。

たこ焼き器も地域の方が貸してくださったそうで、
豊後大野市の地域の方から温かさ・優しさをたくさんもらって
今日一日で豊後大野市が大好きになりました。
本当にありがとうございました。

企画作成

そしていよいよ企画作成のお時間

まずは、フィールドワークをとおして、イベントに取り入れたい内容を*ブレストで出し合いました。
*ブレスト:ブレインストーミングの略で、一つのテーマに対してアイデアを出し合うこと


次に5W1Hの設定。
誰になぜどのようにして行うだけでなく、このイベントを行った先にどうなってほしいのか。イベントを行った未来まで考えることで企画の質が格段にあがりました。

 私の学びとして、私は、今まで5W1Hの設定で満足しており、結果的にありきたりな案or実現が難しい案ばかり考えていたのです。
 しかし、今回のイベント企画で未来まで考えてみることで企画の質が格段に上がったのを実感しました。
 これは今後の活動にも生かしていかなければならない私にとってのキーワードであり、大きな学びでした。

話し合いを進めていくうえで何度も企画内容でつまずきました。
1日で沢山のことを学んだので盛りだくさんで入れたくなっちゃうんですよね。

ただ、イベントの時間は限られているし、盛りだくさんにしすぎると子供が飽きてしまう。

そのような問題を解消するために、チームでイベントで重視したい共通の目標を立てました。

それは「体験から得られる楽しさ」です。
子供に楽しんでほしい。でもそれなら、わざわざイベントを開く必要はない。なら、イベントを開く意味とは?というところで行き着いたのがこの「体験」というワードでした。

この共通の軸を設定することで、企画の内容で切り捨てるもの・取っておくものを決めてイベントの大枠が固まりました。

企画の大枠が固まり、明日に向けてみんなでお酒を頂くことに。
今回頂いたのは、豊後大野市で生産されている鷹来屋の梅酒です。

日本酒仕込みなので、とてもやさしい味でとろりとした口当たりに癒されました。cocomioの施設自体もおしゃれで木のいい香りがするので、お酒の雰囲気に合っていました。
夜のみんなでくつろぐ時間にもおすすめです。

Day2

気持ちの良い朝を満喫しながら、先日作成したプレゼン資料の見直しと発表の準備をしていきます。

その前に…
元気の源 朝ご飯です!
豊後大野市は水がきれいなため、農作物がおいしいと評判でした。

というわけで、朝ご飯は豊後大野市産のお米と豊後大野市のサツマイモと玉ねぎを使った味噌汁、昨日いただいたピーマンのお浸しです!

さつまいもも柔らかい触感が残って、味わいがありました。
そして、玉ねぎは下の写真にある味噌汁に入れる前の状態を見てほしいのですが、めちゃくちゃきれいなんですよ。野菜の質の良さが光沢で伝わるほどのものでした。
豊後大野市の野菜のおいしいは食べる前からわかるぐらいおいしさを物語っていました。

そして、最後にピーマンのお浸し
これはなんと前日にリーダーのだいてぃが仕込んでくれていました。
ごはんと一緒に食べるとだしで浸したピーマンとごはんがいい塩梅で混ざってとってもおいしかったです。リーダーありがとう!

企画作成

朝ご飯を食べてエネルギーを蓄えたら、企画作成・見直しに入ります。

時間を空けて同じ資料を見てみると、やはり不備は見つかって
なにを伝えようとしたのかわからなくなる時がありました。

その時に先日立てた共通の企画の軸が何だったかを確認しながら修正を行いより質の高いプレゼンを作り上げました。

壁打ち発表を通して、企画内容がよりイメージしやすいようにスライドをつけ足したり、実現可能性を高めるための発表の仕方などの修正を行い、本番の準備を整えました。

豊後大野市の魅力(買い物編)

発表準備から本番に行く前に昼食で感じた豊後大野市の魅力を自慢させてください。
発表前に近くのスーパーで買い物に行ったのですが、思わず2度見したものそれが…

パン30円!?です。
物価上昇の現社会の中で、こんな低価格で売られているパン初めて見ました。
その他お惣菜でも、私の地元である福岡で見るお惣菜より格安で、昼食を買うのがとても楽しかったです。

ここも豊後大野市ならではの魅力でした。

発表本番

そして迎えた発表本番。
今回の発表では、子育てをしている親や市の職員など様々方に来ていただきました。

実際にでた課題はイベント内容の+αのアドバイスであったり、親目線からのイベントの内容であったり、資金面の問題であったり様々でした。

イベントの企画をよりよいものにしていくために、このような課題の対策を練って豊後大野市の魅力を地域から外部へ伝えていけるようなチーム・イベント企画にしたいです。

プロジェクトを終えて

私は今回のプロジェクトを通して、自分の能力とつながりという面から成長を感じられたと思います。

 能力の面で成長できたと思うところは2つあります。
 1つ目は、イベントの先を考えることです。
今回初めて企画を立てる際にイベントの先について考えたことが自分の経験値としてよい影響になりました。これを考えるだけで、企画の目的の基準が上がり、質も上がっていったことを実感しました。これから先、社会に出たときにありきたりな企画にならないためにもこの先を考えるということを徹底して行おうと思いました。

 2つ目は、自分の長所がわかったところです。
私は、アウトプットが得意だということがわかりました。昔からブレストを行うのは好きで、めっちゃ書くねと言われていた記憶があります。今回のプロジェクトでもアイデアをたくさん出せたことで、ほかの人の案と結びついて新しい企画が生み出せました。そのようなことから、考えをどんどん出せるところが強みだと感じることが出来たので、自分の強みをもっと活用していきたいです。
 
 それと反して、企画中に企画にこだわりすぎて趣旨を忘れてしまうことが多々ありました。今回は、仲間が趣旨を振り返る機会を多く作ってくれたので挽回できましたが、毎回そうとはいかないので、自分で主旨を常に頭に残してアイデアを出していきたいとおもいます。

 つながりの部分では、豊後大野市という地域を知れたのが一番の経験でした。食の生産の話が聞けたのも、豊後大野市の食を最大限に楽しめたのもすべて、この豊後大野市という土地と人柄からだと思います。今回、短い期間でこれだけたくさんの学びが得られたのは、豊後大野市のおかげなので、食育企画やこれからを通して恩返ししたいと思います。




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