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非英語圏オールタイムベスト30+α

Peter@zippu21さんのTwitter非英語圏オールタイムベスト企画に投票しました。いわゆるワールドミュージックとまとめられる、各地の民族音楽の要素を汲んだ曲が好きで色々聞いてきましたが、その中で特に衝撃受けたタイトル、そのジャンルを聞き始めるきっかけになったタイトル、大きな影響与えてくれたタイトルなどから30枚を選んでいます。

非英語圏ということで米英はもちろんアイルランドやオーストラリアなどは除外、自己判断でベスト盤や編集盤、ライブ盤、サントラも除外。かつプレイリストを作る関係でSpotifyにないタイトルを選外としましたが、そのままにするには未練あり惜しすぎるものも多いためSpotifyプレイリストには30枚プラス6枚を選んでいます。順位は便宜的なものでそれほど意味はなく、いずれもこの先聞き続けるであろうアーティストの作品です。

こちらの記事は36枚について簡単な紹介や感想、思い出をまとめたものです。語れるような知識や視点も無く、拙さや記憶違い、的外れな言及もあるかと思いますが、何卒ご了承ください。


アルバムタイトル/アーティスト名/活動拠点国/リリース年を記載しています。なお、Youtube動画を貼っていきますが紹介アルバムの曲がないこともあるため、そのアーティスト紹介の動画としてご覧ください。


まず30位から。

30.Gulong Itlog Gulong/Parokya Ni Edgar/フィリピン(1999)

フィリピンに語学留学に行った友人に現地CDを買ってきてほしいとお願いした戦利品に入っていて知りました。コミックバンド的でいて真っ当な楽曲たちが好きです。

フィリピンパブにて、何故かカラオケにあったのでこの人たちの曲歌ったら、「ナンデシッテルヨ」といたく喜ばれた思い出。


フィリピンのバンドといえば、2019年のデビューアルバムが凄く良かったBen&Ben。向こうでは既に人気のようですが、さらなる躍進に期待です。


29.Dragonfly/Huong Thanh/フランス(2001)

ワールドミュージックや民族音楽の類いを聞き始めたのは、仙台に住んでた2008~09年頃から。ビル・ラズウェルがやっていたというTabla Beat Scienceを何かの折に聞いてぶっ飛び、それから各地の楽曲を聞き始めました。

ベトナム出身のHuong Thanhはその後東京に戻ってしばらくしてから聞いたと思うので2010、11年頃か。渋谷のエルスールレコード辺りでこの人を知り、01年発売のこちらがワールドミュージックの名盤と呼ばれているのを知って聞いたら実際に良かった。エキゾチックなベトナム歌謡と西洋ポップスが違和感なく溶け込む加減が心地よいです。

Youtubeでパッと見つかったのは2008年作の曲でしたが、このアルバムもDragonflyと地続きな感じで良いです。




28.Rio Arriba/Chancha Via Circuito/アルゼンチン(2010) 

こちらも聞いたのは2010年代初頭です。民族音楽×エレクトロミュージックが辺境系などと呼ばれ広がっていった走りの頃だったと思います。原宿のグローカルレコーズなどでお勧めされていた印象。ジャケもそうですが、フォルクローレの仄暗い情緒に惹かれました。ここからクンビアなども聞き始めるようになりました。



27.Ela Lia/Damily/マダガスカル(2011)

マダガスカルのジャンル「ツァピク」のギタリスト。高速でつんのめるような奏法が魅力です。マダガスカルはインド洋にあり、音楽に東南アジアの要素が強く感じられるのが面白く、特に好きな国の一つです。JVCのワールドサウンドシリーズのマダガスカルが良かったですね。


同じインド洋、といっても位置が離れていますがコモロ諸島の音楽も東南アジアやアラブ、インドの要素感じられる多様性があり面白いです。




26.Moa Anbessa/Getachew Mekurya,The Ex/エチオピア(2005)

エチオピアのサックス奏者とドイツのパンクバンドのパワフルなコラボ作です。エチオピークのコンピで知ったんではなかったかと思われます。エチオピア音楽の演歌的こぶしを回す唱法や旋律が他人事に感じられない郷愁を醸し惹きつけられました。


当地のイチオシバンドはUkandanzなのですが、こちらのベストのプレイリストを作るにあたって大好きな1stがなかったので除外しました。2013年、東京を離れて福岡に移住したタイミングでなんと偶然にも福岡のイベントに出演してくれ、生で聞けて大感激でした。


25.Voice of Wildrness/Korpiklaani/フィンランド(2005) 

2000年代後半仙台にいた頃はニコ動視聴にハマっていて、彼らはMADで知った記憶。メタルはそれほど聞いてきませんでしたが、コルピは人懐こく感じるメロディが魅力的。「森メタル」という名称も言い得て妙で好きです。



24.Gecekondu/Baba Zula/トルコ(2011)

トルコのサイケロックジャムバンドBaba Zulaは音楽ライター、サラーム海上さんがお勧めされてて聞きました。男臭いズブズブ陶酔感があります。

ワールドミュージックや民族音楽の類いにハマり始めの頃、聞くアルバムの多くがサラームさんや大石始さんのライナーだったこともあり、絶対的信頼を置いていました。「エキゾ音楽超特急」や「GLOCAL BEATS」には大変お世話になりました。その後東京に行ってからはサラームさんの和光大学・朝カルの社会人ワールドミュージック講座に通い、また色んな音楽との出会いを頂きました。

そういえばBaba Zulaの月見ルライブに2歳息子連れていったなあ。



 23.30/Adekunle Gold/ナイジェリア(2018) 

今回挙げた中では最も新しいタイトルになりますね。ナイジェリアのポップシンガーですが、ナイジェリアからこんなに高クオリティでスムースなポップスを聞けるなんて失礼ながら思いもよらず、大変ビビッと来ました。Spotifyのお勧めグッジョブです。



22.A la faveur de l'automne/Tete/フランス(2003) 

フランス語は歌い手、歌い方で表情が非常によく変わる言語と感じていますが、Teteの歌声によるフランス語は特に優しい眼差しに溢れているようで好きです。近作も良いですが、2ndをチョイス。


21.Las Cronicas del Viento/Lisandro Aristimuno/アルゼンチン(2009) 

これは出会いはタワレコで試聴機に入っていたのではないかな。アルゼンチン音響派とは異なるインディーロックは、当時馴染みないジャンルでしたが静かながら沸々と湧き上がる熱を感じる楽曲たちに惹かれ、今も追いかけ続けているミュージシャンです。

コラボも精力的な印象で、最近のコラボ経由でスペインの著名バンド、ベログエトに在籍していたGuadi Galedoを知りました。良い曲が多いです。



20.MetaL MetaL/Meta Meta/ブラジル(2014) 

サンパウロのアンダーグラウンドバンドと紹介されてるのを見て聞きました。こんなパワフルで不穏でアヴァンギャルドな音鳴らしていいんですか、と度肝抜かれた記憶。めちゃくちゃかっこいいバンドです。


19.Cinema/Karsh Kale/インド(2011) 

インドのタブラ奏者Karsh KaleはTabla Beat Scienceにも参加していて知りました。Talvin Singhもタブラ×テクノですがあちらはビート寄り、Karsh Kaleはよりアンビエントというか流麗なイメージがあります。音楽プロデューサーとしても活躍しています。


18.Al-Maraya/Al Andaluz Project/スペイン(2010) 

スペインのミクスチャートラッドバンドとドイツの古楽バンドが融合し、かつてスペインに存在したカトリックとアラブの入り混じったアンダルス文化を蘇らせるプロジェクト。神秘的な雰囲気に惹かれました。ケルトな感じもします。


17.Baifang/Hanggai/中国(2014)

モンゴル出身北京が本拠のモンゴリアンロックバンドです。フジロックや橋の下音楽祭などで来日を重ねており、知名度はあるのではないかと(願望)。北斗の拳的コスチュームのステージはいつだったっけ…。雄大な草原を想起させるスケール大きいサウンドが魅力で、2年前のブラスバンドスタイルも良かったです。あとタイトルに馬が付く曲は良曲が多い印象。


16.Welcome to Mali/Amadou & Mariam/フランス(2008) 

マリの盲目夫婦デュオ。フランスで活動されてるのでフランスとしています。フジロックで見たとき、奥さんが旦那さんの坊主頭を愛おしく撫でくり回してたのが印象的でした。ブルージーでロッキンなギターがかっこいいです。


15.Congotronics/Konono No1/コンゴ民主共和国(2005) 

親指ピアノ(カリンバ、ムビラ、リケンベ等様々な呼称あり)をアンプで増幅したビリビリ人力トランシーミュージック。反復するポリリズムが身体を脳を揺らします。初聞き時は頭がグルグルしてかなり衝撃的でした。


コンゴが拠点およびコンゴ出身のミュージシャンの音楽はやけに響くものが多いです。Staff Benda Bililiや解散後のMbongwana Star,Jupiter & Okwess,Baloji等々。力強い生命力を感じるのが共通点です。


あと親指ピアノといえば日本人サカキマンゴーも大好きです。鹿児島の方言との合わせ技は正にこの人しかできない音楽ですね。


14.Nomadak TX/Oreka Tx/スペイン(2006) 

スペインとフランスの国境にあるバスク地方に伝わる伝統楽器「チャラパルタ」を鳴らします。見た目ただの木の棒なんですが、これで複雑なリズムと多彩な音色を奏でる様は一見の価値ありです。イヌイットやアジア、アフリカなど世界中の遊牧民族ミュージシャンとコラボした今作はドキュメンタリー映画もなっています。


13.Band Of Gypsies2/Taraf de haidouks,Kocani Orkestar/ルーマニア(2011)

ジプシー音楽の巨頭といわれる、ルーマニアのTaraf de haidouksとマケドニアのKocani Orkestarの両者ががっちり組んで、大編成!大迫力!大興奮!という感じの問答無用に聞き惚れる一枚になっています。


12.Coratge/Obrint Pas/スペイン(2011)  

スペインはバレンシア地方のパンク・レゲエ・スカなどミクスチャーバンドです。熱いパンクサウンドと縦笛ドルサイナの哀愁誘う音色の組み合わせがたまらないです。

フジロック2011で見られたのは幸福でした。この年のオレンジコート、既に挙げたHanggaiにKonono No1などのCONGOTRONICS VS ROCKERSも出てたんですよね。他の日の別ステージではManu Chao,Amadou &Mariam,Tinariwen,Dachambo,GOMAなど激アツにも程があるラインナップでした。


11.Mockroot/Tigran Hamasyan/アルメニア(2015) 

アルメニア人ピアニストTigran Hamasyanの音楽は流麗でドラマチックに胸掻きむしるような旋律と思いきや、急転直下で暗黒的な激しい展開の曲になったりと複雑な展開が刺激的で感嘆しました。昨年リリースのタイトルも変わらず良かったです。


10.Mudanin Kata/David Darling & The Wulu Bunun/台湾(2004)

台湾の山岳少数民族ブヌン族の重層的コーラスとチェロが織り成すハーモニーは素朴かつ優しく、木漏れ陽のような温かさと美しさがあります。自分にとっては、聞くと癒やしと活力を与えてくれるタイトルです。


9.Residente/Residente/プエルトリコ/2017)  

プエルトリコのラッパー。自身のDNA鑑定により判明した、シベリアや中国、ヨーロッパやアフリカなど世界中のルーツを巡り各地の音楽家とコラボした楽曲で構成されるアルバムです。世界を周遊するミュージックジャーニーに自分のルーツを確かめながら一歩一歩踏みしめていくような力強さを感じます。


8.Huuro Kolkko/Alamaailman Vasarat/フィンランド(2009)

フィンランドのストレンジ音楽集団。ジプシーブラスが基調でありながらジャンル分類し難い楽曲は、妖しい魅力放つダークな世界にあって鮮烈なエキセントリック展開がめちゃかっこよいです。アサヒビールホールでの来日公演を見ましたが、緩急ある楽曲と音圧のインパクトが圧倒的でめちゃくちゃ楽しかった。フロントマンのスタクラの怪人然とした風貌とキャラクターが曲とのギャップあり、更に魅力的だったのですが残念ながら昨年亡くなられています。


7.Tocororo/Alfred Rodriguez/キューバ(2016) 

クインシー・ジョーンズの薫陶を受けるジャズピアニスト。変幻自在、自由奔放なピアノに心躍ります。こちらのタイトルはRichard Bonaなど多彩な世界各地のミュージシャンが集結しており、キューバ対世界ががっぷり組んだ内容でスリリングです。


彼の魅力は確かな技術に裏付けられた、このスリラーのカバーやマリオカバーなどの軽やかな遊び心を持った演奏と思います。


6.Tekitoi/Rachid Taha/フランス(2004) 

アルジェリア出身のカリスマロッカー。アルジェリアのポップス歌謡「ライ」をベースにパンク、アラブ音楽を取り入れた音楽で、荒々しいダミ声が特徴的です。「Rock El Casbah」はザ・クラッシュのカバー。サラーム海上さん選曲のエキゾコンピ「Yalla!Yallah2」に収録されているのを聞いてブチ上がった、正にキラーチューンです。これが収録された本作は他にも骨太アラビックロックが詰まっていますが、やはりこの曲のインパクトに尽きます。2013年作もロッキンで好きでした。


5.Zombie/Fela Kuti/ナイジェリア(1977)

アフロビートの創始者として名高いFela Kutiですが、私がFelaを聞いたのは息子のSeunやFemiを聞いて大分経ってからでした。既にかっこいいバンドが多数存在するアフロビートを数十年前にさかのぼって聞くことにあまり前向きになれなかったのですが、本作聞いてみてそのパワフルさとグルーヴ感から来る求心力が時代関係なく響くものとよく分かりました。アフロビートもので好きなタイトルは色々ありますが、結局巡ってここに行き着いてしまう感じがするためアフロビート代表ということで選出。Fela以後は音楽世界が大きく変わったであろうその影響力に敬意を表します。


4.La Radiolina/Manu Chao/フランス(2007) 

自由を愛し、弱者を見捨てない信念を貫く唯一無二のパンクロッカーという印象です。生き方と音がリンクする、雑多な要素を混成したミクスチャーロックはエネルギッシュこの上ない。

ここでは初めてManu Chaoに触れたソロ3枚目を挙げていますが、真骨頂はライブ盤にあることは論をまたないと思います。2002年の「Radio Bemba Sound System」は2枚組のボリュームを感じさせないテンションと熱量で、曲の継ぎ目なく一気に駆け抜ける構成に強い心意気を感じました。


3.Festa Dos Deuses/Hermeto Pascoal & Grupo/ブラジル(1992) 

上のAlamaailman Vasaratでフロントマンのスタクラを怪人然とした、と評しましたが、このHermeto Pascoalは現役の音楽怪人ランクで筆頭に位置するのではないでしょうか。即興や楽器でないもので音楽を作り上げるところは天衣無縫の極みという感じします。

エルメートを初めて聞いたこのアルバム、初っ端の鶏の鳴き声で異界の扉が開かれました。全体がトロピカルで野性的な魅力に満ち満ちており、また先の読めない展開や得知れぬ音色の数々に楽しみつつも翻弄させられました。深く考えずに無邪気に音に身を任せられる作品だと思います。


2.Tala Matrix/Tabla Beat Science/インド(2000)

先にも書きましたが、10数年前になりますか、ワールドミュージックや民族音楽を積極的に聞くようになったきっかけのバンドです。それまでフジロックのヘブンやオレンジコートで得知れぬ音が鳴っている雰囲気は好きでワールドミュージックに興味がないわけではなかったですが、特定のアーティストを追いかけたりはなかったです。

それは確か仙台の中古CD屋ではなかったかと思います。PhishやString Cheese Incident、Galacticなどジャムバンドが好きで棚を物色していたら見慣れないこちらの名前がありました。サンフランシスコでの2枚組ライブ盤です。タブラとあるのでインドかな、でもビル・ラズウェルがメンバーなのか気になるな、と手に取って聞いてみたら、スペイシーなサウンドにうねり狂う高速タブラ、ダブの心地よさと延々続く即興グルーヴの快感に一発で虜になりました。

自分のベストはライブ盤なのですが、ランキングはオリジナル作で揃えてるためこちらのタイトルを。スタジオ作ということもあり、ライブ盤に比べカチッとした印象です。聞く順番が違っていたら聞き方も変わっていたかも。

当時インドの音楽要素なんて強いて言えば「踊るマハラジャ」のイメージくらいしかなく、今思えば正直非西洋のことを無意識に見下すような感覚でいました。このバンドがインド音楽代表かといえばそんなことはないのですが、その時はインド音楽がこんなかっこいいサウンドだなんてと甚くカルチャーショック。以降知らない国の音楽や楽器でも色眼鏡なく受け止めようと思い至り、浅く広くではあるけど世界各地の民族音楽や文化に興味を持って聞くようになりました。そのお陰でいろんな体験や楽しみを得ることになり、ここでの発見は本当に生涯を通じての財産になったと思います。


1.Shahen-Shaah/Nusrat Fateh Ali Khan/パキスタン(1989)

1位はパキスタンの宗教歌謡カッワーリーの巨人ヌスラットです。初めて聞いた時、天に地にと乱高下するそのパワフルで圧倒的な歌声には、脳味噌が雷に打たれたかのような感覚に陥りました。高速ボーカルも凄まじいものがあり、次はどう出てくるのか、気を抜いて聞くことは全くできなかった記憶があります。

私にとっては知らずにいたら大きく人生損したのではないか、と思えるくらい深く大きな衝撃跡を残したアーティストです。短尺やアンビエントな楽曲も悪くはないのですが、カッワーリーの様式美的展開を経ることで、より曲との一体感を感じられるように思います。そのため、ここではリアルワールドから出たオリジナル作としては初作で正統派のカッワーリーが聞ける「Shahen-Shaah」を挙げます。

代表曲です。緩やかな序盤の問答のような掛け合いから熱を帯びていき、ハンドクラップや楽器の参入で着火。そこからはビカビカ稲妻が落ちてくるような鮮烈さがあります。


以上30枚でした。ここからは、ランキング企画の条件などでベスト30には入らなかったけど自分的ベストとしては入れたかったところです。

選外1.Om Shanti Om/O.S.T/インド(2007)

インド映画大ヒット作のサントラ。この映画でボリウッド映画鑑賞(マサラ上映会)およびサントラデビューして良かった、と思えるくらいキャスト、ストーリー、音楽が大充実の作品。めちゃ楽しいので是非ともご覧ください。サントラもランキングに入れるなら、間違いなく上位でした。なお宝塚歌劇で舞台化されてもいます。


選外2.Super Taranta!/Gogol Bordello/アメリカ(2007)

キャッチーなジプシーパンクとして親しんでたGogol Bordelloも大好きでした。メンバーはウクライナなど東欧出身ですが、ニューヨークが拠点なのでランク対象外としています。


選外3.Rodrigo Y Gabriela/Rodrigo Y Gabriela/イギリス(2007)

アコギデュオでここまで情熱的でアグレッシブな演奏ができるんだと驚いたものです。メキシコ出身なんだけど、イギリスが活動拠点のため、こちらもランキングからは除いています。


選外4.Core Duo/Wild Marmalade/オーストラリア(2008)

最古の楽器とも言われるディジュリドゥ操るデュオ。地を這うようなディジュリドゥの低音に高速ドラムのビートが乗って体が震えます。


選外5.Luna Park/Kila/アイルランド(2003)

アイルランドのケルト音楽も素敵なバンド多々ありますが、一つ選ぶなら雑食的で展開がスリリングなKilaを選択。アイヌ音楽のOkiさんとも共演してましたね。


選外6.Sturle Dagsland/Sturle Dagsland/ノルウェー(2021)

今年リリースの中で度肝抜かれたノルウェーのミュージシャン。形容し難い異形のエレクトロニカです。曲タイトルにクサナギやハラジュクなど日本語付けているのも気になります。


以上でベスト的プレイリスト収録アーティストのご紹介になります。自分の棚卸しができてとても楽しい企画でした。定番でもスルーしてるものも大量なのでこれからのランキング発表、他の方の紹介盤チェックが楽しみです。
#非英語圏オールタイムベスト

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