人生の折り返し地点かもしれない今、思うこと
昨日、夫と散歩をしながら「自分の人生があと半分あるとして…」みたいな話題になった。
私は年齢的に結婚が遅かった方なので結婚後が自分の人生の後半だと思っている。
夫と会話しながら自分の人生の折り返し地点は今なのかもしれないと思った時に真っ先に頭によぎったのは「私の残りの人生はきっと我慢をしない人生になる」ということだった。
私は四人兄弟の末っ子で、私だけ少し年が離れている(兄が二人、姉が一人)
大人になるとあまり年齢差は感じないけど子供のころは両親の他に大人の人が他にもいる、みたいな感覚に近かった。末っ子っていうと自由奔放みたいなイメージが強いかもしれないけど、私の場合、人の目(大人の目)を気にするようなことも多かったと思う。
私が幼い頃、何かを言い間違えたり、失敗すると兄や姉は笑っていたけど心のどこかでは大人の人に「笑われている」「呆れられる」みたいな感覚もあった。だから「笑われないようにしたい」=「バカにされたくない」みたいな思いも強かったと思う。
他にも私が「これがいい」と思うものを選ぶと「えー、それにするの?」(なんでそんなセンス悪いもの選ぶの?的なニュアンスの言い方)と言われることも多く、本当に自分がいいと思うもの、欲しいと思うものを心から選べていないことが多かった。人の目を気にして自分が心から求めていることを選べていなかったなと今になって思う。
逆に年上の兄弟がいて良かったことももちろんある。好きな音楽とか興味事に影響されたことも多いし、自分の一部にもなっている。
末っ子ということもあり、両親は割と私のことはほとんど干渉していなかったので、親の目というより兄弟(特に姉)の目や意見を気にしていることが多かった。
親や兄弟と離れて暮らすようになった時、初めて自分の意志で色んなものを選べている感覚があった。そしてそれがとても誇らしく清々しい気持ちだった。
だから私の残り半分の人生は我慢をせず、自分の気持ちに正直になれる人生を送っていけるだろうな、と昨日の夫との会話から直感した。
私がここで言う「我慢」は自分の本当の気持ちに嘘をつくこと。人の目や他人を気遣うのもいいけど、何より自分自身を大事にしたい。
(ヘッダの写真は先日乗ったみなとみらいのナイトクルージングからの夜景)