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自分が「好き」or「これだ!」と思う'90sの音楽

結構困る質問の一つに「どういう音楽が好きなの?」という質問があります。
私が割と飽きっぽい性分ということもあり、ひとつのジャンルに特化して音楽を聴いてきたことがあまりなく(強いていうならパンクぐらい)、「ロック」って言ってしまうと、実は結構ふり幅が広く、今やふんわりしたジャンルになっている割に世間的なイメージはKISSみたいなバンドをイメージされているような気がしていて「ロック」という言葉を使うのも躊躇している自分がいます…(めんどくさ)
なので、「オルタナティブロック」というのが自分の中で一番しっくりきています。

先日、いつものようにSpotifyで最近の曲とかいろいろ聴いていたんですが、ふと「私ってヒップホップとかテクノとか、わかりやすいジャンルのものに今までハマったことがないな」って思ったんです。
特にオーセンティックというか「正統派」みたいな、そのジャンルを代表するようなアーティストや曲は知ってはいるけど、それだけ、みたいな。

それってなんでなのかな?と考えたところ
「私が'90sの音楽で育ったから」
という結論に至ったわけです。

音楽に興味を持ち始めて、そこから洋楽に触れ、いろいろな音楽を聴き始めたのがちょうど1995年あたり、私が高校生のころでした。
当時、深夜に「BEAT UK」が放送されていて姉の影響もあって、それを毎週録画して見るのがとても楽しみでした。
そして、時代はブリットポップ最前線の時代。
ブリットポップ的なバンドサウンドはもちろんだけど、テクノ、ヒップホップ、ジャズ、ソウル、メタルなどなど色んなジャンルをちょっとずつミックスして、新たな音楽がたくさん生まれていた時代だったんじゃないかなと今になって思います。
初めて聴く曲やアーティストをたくさん知って、ワクワクして、キラキラ輝いて見えたものです。
そんな背景もあるおかげか、私は今でもバンドサウンドが好きだし、色んな要素が上手いことミックスされているような曲やアーティストが好きなんだと思います。

本日は私が個人的に「これだよ!」と思う'90sの曲(90年代後半が多め)を綴ります。あと、書いてから気が付いたけど「BEAT UK」の影響もあってUKアーティストのみになってます。


THE PRODGY  - The Fat Of The Land

もうね、本当に今でも大好きなアルバム。
先日久しぶりに聴いたんですがやっぱり最高でした。テンション激上がり。
私が初めて行った洋楽アーティストのライブはプロディジーです(幕張メッセだった。しかも確か前日に雪が降ってたんだよな。笑)
曲も衝撃的だったけど、メンバーのヴィジュアル、MV、どれを取っても当時最強にカッコよかったなぁ(涙)

本当は「Smack My~」のMVがあればそのリンクを張りたかった…

Suede - Coming Up

当時、私はファンクラブに入会するほどザ・イエローモンキーが超絶好きでして。そんな影響もあって聴き始めたスウェード。
既にバーナード・バトラーが抜けたあとのアルバムだけど、当時スウェードを知りはじめた自分にとってはそんなの一切関係なく(^^;、めちゃくちゃたくさん聴いた1枚(バーナード・バトラーが抜けたにも関わらず、このアルバムもめっちゃ売れてたはず)
ビリビリするギター、ブレッド・アンダーソンの個性的すぎるクセ声、時々入る美しいピアノやストリングス、ゴージャスな雰囲気の中に潜む虚無感、だけど曲はキャッチーなものが多くて、その絶妙なバランスが私は大好き。
今でも自分にとって大事なアルバムのひとつ。

↑えぇのう~~(しみじみ)

RADIOHEAD - The Bends

どこもかしこも「OK Computer」を絶賛するし、崇拝する人も多いけど(私も好きだけど)、私は誰がなんと言おうと一番好きなのは「The Bends」です。
正直「KID A」以降はもうあまり追ってないけど「The Bends」だけは今でも大好きで時々聴いてます。
当時、このアルバムを何度聴いても飽きがこなくてずっと聴きまくってたんですが、1枚のアルバムの中で曲の表現の幅がとても広いんですよね。だからずっと飽きずに聴いてたんだなーと今更ながら思いました。

OASIS - Definitely Maybe

これまたぶっちゃけ、もはや2nd以降全く追ってもいないですし、再結成すら「そうなんだ」程度の反応のわたくしですが(お好きな方、ほ、本当にごめんなさい…)それでもやっぱり当時の影響は自分にとっても、とても大きかったなと今になって思います。
今でもこうやって音楽をたくさん聴いているのは、OASISというバンドの存在、曲に出会ったおかげでもあるかもしれません。
当時はよく「オアシスvsブラー」とか言われてたけど、曲が分かりやすいおかげもあって(笑)私はオアシス派でした(今思うと、ただ周りが煽りまくってただけでほんとにどーでもいい対決だったな。笑)

私の中でオアシスといえば2002年の来日公演時に知人がチケットを余らせしまい「チケット代はいいから行かない?」と譲ってもらった席が前から6列目とかで(会場は代々木第一体育館)、なんだかありがたいような申し訳ないような気持ちになった思い出があります(^^;
ちなみにこの日、リアムは超ごきげんでステージ下まで降りてくるというサプライズまで起こった日でした(笑)

Underworld - Born Slippy

これも私の中で思う「ザ・'90s」の代表曲。
アンダーワールドが出てきた時も当時衝撃的だったな~。
いわゆるテクノサウンドだけどヴォーカルが入ることでよりキャッチーな感じがありつつも、クラブでかかっても絶対盛り上がるようなサウンドになっているのがこれまたいい。
アンダーワールドやケミカルブラザーズはいい意味でテクノやダンスミュージックの敷居を下げた存在だと思う。こういうアーティストがたくさん出てきたのが '90sのいいところだし、すごくワクワクしていました。

あと、やはり忘れちゃならんのが、映画「Trainspotting」のエンディングテーマだったということ!
「Trainspotting」のサントラ盤もめっちゃ好きだった。そして当時オシャレな子たちはみんな観に行っていた(と思う)



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