イスラエル・パレスチナの現場を歩く

イスラエルとパレスチナ自治区に行ってきました。

イスラエルの人口は独立した1948年には約60万人でしたが、現在は約870万人とこの70年間で15倍近く増えており更に増加中です。出生率は約3人と日本の約2倍…。

聖地エルサレムではちょうどプロジェクションマッピングなどを使ったイベント「光の祭典」が開催中でした。正統派と呼ばれる黒い服とハットをかぶったユダヤ教徒が、ガンガン映像が照射されるシナゴーグ(教会)をスマホで動画撮影してたり、城壁のすぐそばに即席のナイトクラブができてテクノミュージックに合わせて若者が楽しそうに踊っていたり、宗教とテクノロジーが混在していてまさに「new and old city(古くて新しい街)」だなと思いました。

http://www.lightinjerusalem.org.il/index.php?langpage=eng

エルサレムから車で20分くらい南にあるベツレヘムのパレスチナ自治区も訪問してきました。町中ではデジタルサイネージでサムスンの電化製品のコマーシャルが流れているし、難民キャンプではテントがあるかと思いきや一般的な建物が立ち並んでいて(今はパレスチナではテントのようなキャンプはほぼないそう)、ランチで美味しいケバブ食べることができて、平和な時間が流れていました。

一方、イスラエルとパレスチナを隔てるために作られた壁には爆弾で黒く焦げた跡があったり、約1年前にイスラエル軍から爆撃され廃墟となった工場がそのままになっていたり。

戦争と平和は本当に一瞬で変わり得るものということを少し感じ取ることができました。
先ほどの光の祭典も、パレスチナ側は「Judaizing(ユダヤ化)」として批判しているようです。

様々な場所を訪問して様々な人の意見を聞くたびに、正義はひとつじゃないんだなぁということを強烈に再認識する滞在になりました。

今回はテクノロジー事情、出生率と宗教など自分の目で見たことと文献を照らし合わせてあとで記事にまとめられたらと思います!

🇮🇱お世話になった皆様🇵🇸

サムライインキュベートイスラエルのYakirさん
パレスチナの支援活動に取り組むNozomi Nakashimaさん
外務省のMasahiro MatsuiさんHatsuki Matsuiさんご夫妻
時事通信の特派員のMai Asamiさん
AmantoとSandra Kaufmanさん
Mocheさん
Haniさん

滞在中は本当にありがとうございました!!!!リアルな現状を知ることができて驚きの連続でした。

そして旅のbuddyでパリから一緒に行ってくれたINSEAD留学中のMakijima Takao本当にありがとう!あと卒業おめでとう!!

(注:難民キャンプにも比較的安定しているところと不安定な地域があります。ニュースでよく見るガザ地区の難民キャンプは特別な通行許可が必要とのことです。2018年6月末時点)

#コラム

いいなと思ったら応援しよう!