フィンランド・スウェーデンNATO加盟、トルコとの問題どう解決した?
こんばんは。今回は、フィンランドとスウェーデンがトルコをどのようにして加盟支持に方針転換させたかについて書いていこう。
フィンランド・スウェーデンNATO加盟、トルコとの問題どう解決した?
フィンランド・スウェーデンのクルド人問題の譲歩
まず、挙げられるのが、フィンランド・スウェーデン両国がクルド人問題についてトルコに譲歩したからだろう。では、実際はどのような合意をしたのだろう。
まず、覚書には「フィンランドとスウェーデンはPKKが非合法的なテロ組織だと確認する」と記されている。また、「フィンランドとスウェーデンは支援を提供しない」と明記されている。さらに、「フィンランドとスウェーデンはトルコによるテロ容疑者の身柄の引き渡し要請に迅速かつ十分に対応するとともに、そのための法的枠組みを整備する」との約束も行った。猛威一つ大事なのはトルコへの武器禁輸解除だ。これに北欧が同意したことにより、トルコは武器を簡単に輸入できるようになるのだ。
トルコは、約束を守らなければ批准しないとも言っているので、フィンランドとスウェーデンはこれらの約束を呑むことになるのだろう。トルコにとっての最大の問題、クルド人問題が解決できるとなったとで、トルコも北欧2カ国のNATO加盟を支持するように方針転換したのだろう。
覚書の詳しい内容は以下の通りだ。
フィンランド及びスウェーデンは、クルド人民防衛隊(YPG)/クルド民主統一党(PYD)、及びフェトフッラー派テロ組織(FETO)への支援を提供しない
アメリカの安保保障上の協力
アメリカが裏でトルコと交渉している可能性もなくはない。一番現実的なのは、米国製戦闘機F16の販売だ。もともと、トルコはアメリカからF35を購入してきたが、近年アメリカが販売を中止してきた。代替案としてトルコは代わりにF16を購入することを提案したがそれも拒否され続けてきた。
しかし、今回の北欧のNATO加盟をめぐりこれを使いうまく交渉したのかもし、その購入に成功したのかもしれない。また、あるニュース記事には、バイデン大統領が F16をトルコに販売することに前向きな姿勢だということが書いてあった。これもトルコが北欧のNATO加盟を支持した理由の一つかもしれない。
トルコ念願のEU加盟に向けて
トルコ念願のEU加盟のために方針転換した可能性もあるのではないか。もし、このまま加盟反対の方針をとり続けるとNATO内でも孤立し、EU加盟がさらに難しくなるとトルコ側が思ったのかもしれない。対して、北欧のNATO加盟を支持するとEU諸国の信頼なども上昇し、EU加盟が現実的になるのかもしれないと思ったのかもしれない。
まとめ
今回はフィンランド・スウェーデンNATO加盟、トルコとの問題どう解決したついて書いてみたが、いかがだっただろうか。改善点やアドバイスなどあればぜひコメントでお願いしたい。もちろん普通に感想でももちろんありい難いです。また、社会について記事にしてほしい内容がありましたらぜひそちらもコメントでお待ちしています。ぜひフォローの方もしていただくと励みになりますのでよろしくお願いいたします。
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