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DoSomeCall Live @ Cafe Dolce Vita

text : kazma tamaki
 2018年11月17日(土)、新宿区北新宿のCafe Dolce VitaにてDoSomeCallの初ライヴを行ないました。
(結成5周年のアニバーサリーイヤーにギリギリ間に合った!)
 今回のライヴは同じくユニット結成5周年を迎えたTropfennotizの呼びかけにより実現した企画で、Tropfennotizを始め、ブタとひつじ、ロックめいど、そして僕らDoSomeCallの計4組によるイベント。
 今回の話を最初に頂いたのは今年の1月。詳細が決まり、本格的に動き出したのが6月くらい。
最初は正直不安と迷いしかありませんでした。ユニットを結成してから夢見ていたDoSomeCallでのライヴですが、実際に誘って頂いたものの...
如何せん遠距離ユニットの僕ら。
2人でどうやって演奏しよう?本当に出来るのか?遠距離ユニット(ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、chacchは北海道で僕は仙台)の僕らは練習どうすれば?などの不安だらけ。加えて、chacchはライヴ未経験。僕は高校時代からバンドでライヴ経験はあるというものの、最後にライヴをしたのは7年程前...ライヴでの演奏に対する感覚が鈍っているのは明らかでした。ましてや、技術的にも未熟過ぎる2人ですし...。更に、僕はDTMでの音楽活動を中心にしてから、エフェクターなどライヴで使用していた機材をほとんど手放していましたし...。
とまぁ、前途多難なことは歴然でした。
 当初は、アコースティックギターとボーカルでの演奏にしようかとも思っていました。僕らの楽曲を2人でどうやって再現すれば良いんだ?バンドアレンジの曲ばかりだぞ?やっぱりアコースティックアレンジで行くか?と悩みました。
(実際、ライヴ実現に向けてアコースティックアレンジで何曲か練習したりもしていたのです)
 僕はバンド経験者ということもあり、「ライヴ=生演奏」という固定概念があった為、バッキングトラックにオケを使用することに対して抵抗がありました。それでも、オケを使用して、原曲に近い形で演奏しようと決めたのには理由があります。
それは、ユニット結成のきっかけまで遡ります。
chacchが僕にギターを弾いて欲しいと声をかけてくれて始まったDoSomeCall。そのとき、chacchは僕のエレキギターの音が好きだと言ってくれたんですよね。
 2人で演る以上、バッキングトラックは生演奏じゃなくオケになってしまうけれど、それでもchacchが好きだと言ってくれた自分のエレキギターの演奏で記念すべき初ライヴを唄わせてあげたいと思ったのです。
ということで、オケ+エレキギターという方向性が決定。大急ぎで手放してしまった機材(エフェクターやシールド等)集めを開始。とはいうものの、元々機材にあまり執着が無く(ギターは見た目が一番大事!バンド時代はSANSAMPとBIGMUFFだけあれば何とかなる!って勢いだったので)、知識も無い、金銭的にも限界がある...。
 DoSomeCallの楽曲を演奏するにあたり必要最低限のエフェクターは揃えようと毎日のようにヤフオクを巡回。それで何とか揃えたのがこんな感じ。

エフェクターボード/ケースは重いから持ちたくないってことで、100均で材料を買い集め自分で制作。

 揃ったところで練習開始。この時点でライヴまで約3ヶ月。
人生初ライヴのchacchが不安にならないように、安心して唄に専念出来るように僕はギターを頑張ろう、後ろは任せとけ!と練習練習。chacchも限られた時間の中でライヴで実際使用するオケに合わせて練習練習。2人で一緒に練習出来ない遠距離ユニットの僕らは個人練習を積み重ねるしかない。

ここからはあっと言う間でした。

ライヴ前日に東京入りし、結成して5年で初めて2人でスタジオに入りました。そして4時間練習。個人練習の甲斐あって、不安要素はほとんどなかったし、何より目の前でchacchが唄うのを見るのも初めて!感動!
chacchも本当に個人練習頑張ってきてくれたんだなと実感して、これまた感動!そりゃ感動ですよ、結成してから会ったのだって4回目ですから...。
 遠距離ユニットならではの新鮮味溢れるスタジオ練習でした。そんなスタジオ練習の映像もちょっと織り交ぜた『イツカハバタケルナラ - version GO -』のPVも作ってみました。

そして、ライヴ当日。
やっとchacchに、chacchが夢見た景色を見せてあげられました。
演者として、DoSomeCallとしてステージに立ち、そこから自分たちの演奏を聴いてくれるお客さんを見る。そんな景色を見せてあげられた。
そして僕はchacchの横に立ち、5年前にchacchが好きだと言ってくれたギターを弾ける喜び。

まずは、愛想尽かさずに5年もの間、僕と音楽を作り続けてくれたかけがえの無い相方であるchacchに最大級のありがとうを。これからもよろしくね。
12月21日には結成(厳密には楽曲の初投稿)6周年を迎えるしね!



そして、何より初ライヴを実現させてくれたTropfennotiz、共演してくださったブタとひつじ、ロックめいど、会場のCafe Dolce Vita及びスタッフさんにも多謝。

今回の一番の収穫は、2人でも出来るって実感出来たこと。
反省点はあげたらキリが無いしミスだらけだったし、出演者の中で技術的にも一番ダメダメなユニットだったけど、それよりも充実感に溢れたライヴだった。演奏が終わった後のchacchの笑顔を見れて幸せだった。
演って良かったなって心から思えるライヴだった。
僕らの取り柄は仲の良さと互いへの信頼だったり互いを必要とし合う気持ちだと思っているけれど、その点を感じて下さった方もいて、嬉しかったな。
「お互いを信頼している感じが演奏に出てますね。」って。
他にも、DoSomeCallの世界観だとか、一体感を褒めて下さった方もいて励みになった。
ダークな曲が多い僕らですが、衣装は2人とも上が白で下が黒に統一したくて、そんな拘りも功を奏したのかな。

↑ライヴ直後の乾杯

様々な制約はあるけれど、また色々な人たちに誘ってもらえるように2人で頑張って行こう。自分たちでライヴの企画もしたいしね。
(地理的、時期的な制約はありますが、ブッキングお待ちしてます!)

最後に、そんな僕らの初ライヴの映像(ほぼフル)を。
現時点で2人が出来る精一杯の演奏を心がけたつもりです。
ライヴ音源の為、お聴き苦しい箇所があると思います...何卒ご了承下さい。
30分程度の長尺の映像ですが、お時間のある方は是非。


そして、今回のライヴにはnoteでもお馴染みの素敵なお客様が僕ら2人の為にわざわざ来て下さいました!

ワルイコ山崎ルキノさんと石川烈さん!
奏でる音楽も違うし、クオリティも遠く及ばないけれど僕ら2人にいつも温かい言葉を下さる優しいお2人。音楽って素晴らしい!


更に更に、こちらもnoteでは超お馴染みのぶんちゃんさんも遥々会いに来て下さいました!
ぶんちゃんさんからも温かいお言葉を頂きまして、物販ではCDもご購入頂きまして、本当に多謝でございます!

今はライヴ直後ということもあり、祭のあと的な、お互いに相方ロスな感じが未だありますが、次のライヴ実現に向けて前を向いて良い曲を作ったり、あれやこれやと案を出し合ったりしていきたいと思っています。chacchは既に数曲デモ曲を作ってあるみたいですし、楽しみ!

ライヴ出演が決まってから、まずは練習優先だったということもあり、やや活動が停滞気味だったのですが音楽のパワーを持ち帰って来ましたのでより一層精進して頑張ります。



text : chacch
  わたしが作曲をするようになったのは、小学5年生くらいだったかと思います。楽器を習っていたわけでもないので、たいして弾けもしない電子オルガンで。

わりときかんぼうだった子どもの頃。人前では元気いっぱいに振る舞って。だけど、言いたいことは胸にしまって。いつも泣いて。抱えきれなくなった負の感情を吐き出すように、曲を作って。

音楽に救いを求めて、音楽に救われて、生きてきたように思います。

そんなわたしが!!
もじもじもじ子のわたしが!!!
まさか人様の前で唄うなど!!!!!

ユニット結成から今日まで相方のかずまにはありがとうで溢れています。こんなわたしがこうして活動できるのはかずまのおかげなんですよね。(困らされることもよくあるけど……)
わたしひとりでは、ただ曲を作って、発信するだけだった。
けれど、吐き出すだけではなく、その先の「消化する」ことを知り、証を残し、ここまで連れて来てくれた彼に、感謝の気持ちでいっぱいです。

映像を振り返ると恥ずかしくて仕方ないですw
緊張と無知から、少しも練習通りに出来てないし、声もおかしいw
だけど、本当に本当に、楽しかったです。すでにかずまが書いてますように、来てくれた方々、音楽仲間やスタッフさん、応援してくださる声……たくさんの方に感謝してます。
これからも楽しく活動して、結成10年、20年、30年……。じさまとばさまユニットになっても続けて行けるように頑張りたいと思っています。

どうか、応援していただけたら、幸せに思います。

長々とすみません。ありがとうございました。


2018年11月22日
DoSomeCall : chacch x kazma tamaki

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