算命学余話 #U1「大将運と参謀運を考える」/バックナンバー
算命学が古代中国で体系づけられた頃、この学問は専ら戦争に使われたと言われている。つまり勝敗がにわかに決しそうにない互角の戦いである場合、天に祈るという手もあるけれど、もっと現実的にどういう人物をどこに配したら、そうでない場合より勝機を呼び寄せられるか、ということを気にして人事に用いたわけである。適材適所が集団を強くすることは今更論じるまでもなく、戦力になる人材を前線に送るのは現代の軍隊でも企業でも同じだ。集団が他の集団と競い対決する場合、物理的な戦力も地の利も互角であるとす