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岐阜県関市 安桜山廃道・登山道

今回の舞台は岐阜県関市の安桜山です。
地元の方も頻繁に登っている山ですが、この山の北側には舗装された変な道があります。
具体的には徒歩用の登山道なのに自動車が通れる規格の設備がある点が特異なポイントです。
果たしてこの道の実態はどうなっているのか?
探索から1年近く経過していて古い情報となっていますが最後まで見てくれると嬉しいです。
周辺図はこちら


本編

探索パート

わかくさトンネルの北側から少し西に行くとこのような道が出現する
倒竹という天然バリケードを超えて先に進む

それにしてもこの天然バリケード、あまりにも出来すぎでは?

倒竹バリケードの拡大写真
人為的に置かれた可能性がありそう

バリケードを超えた先にも普通のバリケード
こちらは車止めとして機能していて道全体を塞いでいるわけではない
登山道ということで華麗に潜入

道自体は入り口から木や竹の根によってひび割れが多い
通る人も少ないからか苔も生えていて廃道のような雰囲気を醸し出している

雰囲気は廃道の中でも明るい部類、その理由はわかくさトンネルにある
わずか十数メートル左には大きい道路が山を貫いていて、この辺りが切り開かれている

ガードレールに合わせて車が通れる幅の道路
しかし轍がない事から車道として使われてないのは明白である
道には枯葉などが積もっていて別のベクトルで廃道っぽい雰囲気を醸し出している

少し歩いたら雰囲気が廃道らしい暗さになった
ガードレールも消えて完全な山道になっていく

ここで舗装が消えてダート路になる
この先の幅は自動車が通れるとは思えない

ここで振り返ってみる
ただの登山道にこんな立派な設備があることがおかしい
道自体は旧道とかにありそうな感じで割と様になっている

ここから先はダート路
相変わらず車の通った痕跡がない
この付近で完璧な登山道に入ったのだろうか?

少し左に曲がった先で撮影してみた
車も入れる幅かどうか怪しくただの登山道になっている

この先は九十九折りが連続する登山道で実際そこにも行きましたが、この記事では紹介しないことにします。

(2024年4月撮影)

簡単な考察

この道は2000年代にわかくさトンネルの工事関連で舗装されて、今ではもう使わなくなった道路と見ています。
それ以前は今のわかくさトンネルがある場所に登山道があった、もしくは工事のために舗装したと推定しています。
舗装の有無は道筋変更の有無を示していると見ています。

※憶測も含まれているため間違ってる可能性があります。

探索のまとめ

今回は岐阜県関市の安桜山にある謎の廃道を探索しました。
登山道にも関わらず非常に立派な道路設備があり、廃道自体に強烈な違和感を感じます。
極め付けにそんな立派な道が廃道のように放置されてるのも勿体無いと感じました。
盲腸道路で且つ接続先がない事から再活用される可能性は0と言えます。
もし関市に来る機会があれば行ってみると良いかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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