女装、出会い系の荒波へ
激情に駆られて始まったこのノートですが、少しずつ読んでもらえる方が増え、訪問者数を見てうれしくてにやにやしていたら、書くのが後回しになってしまいました…
すぐ調子にのる女装。それがわたしです。
そこのけそこのけ女装が通る、どさん子女装です、おはこんばんちは。
女装のはじまりの男、既婚20代の子持ち営業職に別れを告げ、身ひとつで出会い系の荒波に漕ぎ出したわたし。
まずは有名どころのtinderをインストールしました。
性別は女性で登録し、女装をしてる姿の顔から下の部分の写真をプロフィールに登録してみました。
胸にはこち亀の麗子のようなとんでもないパットを入れ、腰には矯正ベルトを巻きつけましたので、それなりに見えます。
tinderについては説明不要と思いますが、一応説明しますと、携帯でやれる出会い系アプリです。
初期設定で、年齢や出会いたい性別、写真などを登録すると、次から次へと写真が表示され、アリなら右に、ナシなら左にスワイプをひたすら繰り返す仕組みです。
相互アリになることをマッチングといい、そこで初めてメッセージが出来るようになります。
永遠と出てくる男たちを外見だけでひたすらスワイプを繰り返す作業…
ふと、あるシーンが浮かんできます。
そのむかし民主党が与党になった時、民主党の議員だった蓮舫さんが事業仕分けを行った際に言い放った「2位じゃダメなんでしょうか?」という言葉です。
そもそも2位だったらあなたその席にも、その前にやってたキャスターの席にも座っていませんやん、とも思いますが、
tinderで異性の外見だけを見て仕分けを繰り返し、これぞ、と思った人だけ選ぶこの作業はまさに仕分けそのもの。
外見でアリに仕分けされ、やっとメッセージのやり取りにありつけても何か気に障ることがあれば容赦なくマッチングを解除されメッセージボックスから去っていく。
生馬の目を細めのアイブロウペンシルでくり抜くような、それはそれは壮絶な世界です。
2位でもいっか、なんて呑気な心持ちで生き抜ける世界ではないのです。
寝言は立てた襟を寝かせてから言って欲しいものです。
さて、蓮舫への怒りを覚えながらスワイプを繰り返すうちに一人の男性とマッチングしました。
30代前半、千葉の松戸に住む女装子やニューハーフが好きな会社員です。
顔は比較的整っていてわたし好みな感じでした。
ゲイ活動をしてる時にはありえないくらい、とても乗り気な殿方よりグイグイ話が進められ、あっという間に新宿の某所で出会うことになりました。
あら、また長くなってしまいました…
続きは次のノートにしますね。
読んでいただきありがとうございます。