ビリー・アイリッシュに今更胸キュン
「ゴッドタン マジ歌ライブ2020」のBlu-rayが我が家に届き、もう3回は見てしまった。
今回も秀逸なパフォーマンスだらけだったが、このマジ歌ライブはなんせ、元ネタがわかると楽しみが倍増する。
たとえば今回、バナナマン日村の「YA SE NA I」の冒頭でオマージュされたのは、Billie Eilish(ビリー・アイリッシュ)の「bad guy」だ。
この歌はブリブリのベースラインが本当に癖になる・・・。恥ずかしながら(?)日村きっかけで知ったが、それからドツボにはまって、他の曲も聴いている。(余談だがPVは顔を汚す系が多いな、という印象、笑)
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この「bad guy」は特に中盤の韻の踏み方がすごく最高だと思う。
So you're a tough guy
Like it really rough guy
Just can't get enough guy
Chest always so puffed guy
ちょっと試しに口ずさんでみてほしい。続きも楽しい。
I'm that bad type
Make your mama sad type
Make your girlfriend mad tight
Might seduce your dad type
I'm the bad guy, duh
なんだかリズムがよくて楽しい気分になる。意味はメンヘラ感すごいが・・・外国語なので意味はあまり気にしないで楽しめる、笑。
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そんなBillie Eilishが気になり過ぎて軽く調べたところ、彼女はまだ18歳らしい。両親は俳優、兄弟もミュージシャンという芸能一家にうまれ、16歳の時にSound Cloud(音楽ファイル共有サービス)にあげた曲が注目を集めたことをきっかけに、プロとしての活動に至っているようだ。
今年の1月には、第62回グラミー賞で主要4部門を独占して受賞するなど、まさにノリノリの状況のようだ。ブリブリのベースラインを奏でているのは兄のFINNEASらしい。兄弟で音楽活動とは、強い。「Bad guy」以外も耳に残る曲が多く、久々にちょっと痺れている。
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そんなBillie Eilishだが、幼いころは「ホームスクール」で過ごしたそうだ。この「ホームスクール」(英語ではHome Schoolingという)、学校へは行かずに家庭で義務教育を行うということである。日本では現在なじみのない制度だが、米国をはじめ、英国、シンガポールなどでは法律的に認められている。
米国では1980年代頃から公教育への不信感や宗教上の問題(参考:米国で進化論を信じる人が過半数超え)で、教育を学校以外で受ける自由を求める運動が活発となり、ホームスクールの体制が整ってきたようである。(付け焼刃の知識なのでだいぶ端折っている)
このコロナ禍で、学校教育はかなりピンチに立たされているが、ホームスクールはひとつの解決策かもしれない。実際、いじめなどで不登校の子もホームスクールという選択肢を選べれば、救われる子も増えるのではなかろうか。
ただ、米国が個人の権利を大事にするのと対照的に、日本は「和」を大切にするところがある。学校は勉強だけでなく、人との「和」を学ぶ場所でも有り得る訳なので、ホームスクールだとそのあたりをどうするかが課題となってくる気もする。
ただ、人との「和」は学校でなくとも、近所であったり、家族の人付き合いなどでも、学べるものだとは思うので、かたくなに学校にこだわらなくてもいいような気はする。しかし、近所付き合いもなく、友人関係も少ない家庭だった場合には、孤独につながるので、こういう場合には公教育が存在した方が救いになるのだろうな。
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とにもかくにもホームスクールで伸び伸び育った子が若くしてこういう音楽を作ってるかと思うと、教育とは一体なんなのかと、ちょっと考えてしまう。子供の才能がいかんなく伸ばせる環境というものを作り出すのに、我々大人が出来ることはなんなのだろう。
(参考)
・アメリカにおけるホームスクール運動の成長と変容(2003年)
・米国の公教育改革とチャータースクール(1997年)