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箏の世界②箏の歴史

昨日は箏の世界①山田流と生田流の違いと題して、爪の形と、箏に対して座る角度の違いを紹介した。

今日は曲の違いについてを書こうと思ったが、そこまで2つの流派に大きい違いはないようだ。山田流は唄ものが多い、と書かれている方が多いし、わたしのお師匠さんもそのような事を言っていた気がする。

・・・これでは話が広がらないので、箏の歴史を探ることにしよう。

こちらの和楽器メディアのブログ記事によると、日本には3世紀ごろから箏のような楽器が存在していて、祭祀などに使われていたようなのだが、8世紀ころに中国(唐)からも箏が伝わってきており、現在主に弾かれている箏はこの唐から伝わってきた箏のようだ。

権力の象徴としての箏から貴族のたしなみ、僧侶・武士に人気、と時代は変遷し、大きな転換を迎えたのが明治維新の頃。日本ではいろんなことが明治維新前後で大きく変化していますが、箏もこの明治維新を境に、洋楽の奏法が取り入れられ大きく変わったとか。ちなみに、明治維新以前の曲を「古典曲」、明治維新以後の曲を「近代筝曲」と呼んでいるそう。

ちなみに、その近代筝曲の父と呼ばれる人が「宮城道雄」。わたしのお師匠さんは「宮城の曲が一番弾いた」と言っていた気がする。せっかく箏を弾き始めたので、いつか正月に「春の海」を奏でてみたいと憧れる。



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