ニューノーマル時代の旅行
※2020/7/21更新:埋め込みリンクを有効にしました。
Go To トラベル事業のゴタゴタで注目されている旅行業界だが、観光庁発表の5月取扱高を見ると、旅行会社の厳しさは伝わってくる。
主要旅行業者の旅行取扱状況速報(令和2年5月分)(観光庁HPより)
国内旅行でも前年同月比3.4%…。この売り上げにつながった旅行も、物凄い先の旅行の可能性が高いのでは…と邪推。海外旅行の取扱高0の旅行会社も並ぶ。
そもそも、じゃらん、Booking.comなどホテルECサイトの出現で旅行会社は厳しい戦いを強いられてきたところはあるとわたしは思っているが、今回のコロナ禍でかなりダメ押しされている感じがする。
インバウンド旅行はこの先もしばらく見込めないと考えるのがおそらく妥当で、密を避ける為に団体旅行の企画で利益を取る事もこの先だいぶ難しくなると思われるが、旅行会社は生き残るために、自分たちのあり方を見直す事が出来るか、かなりの岐路に立たされてるように思う。政府が補助金を出すという事が旅行業界の救いとなるのか…そういう事じゃない気がするのはわたしだけなのだろうか。
わたしはこの時期に旅行する人を不謹慎だとは思ってない。十分に感染症対策をしている分には、旅行を楽しんでもいいのではと思う。
たとえば北海道の定山渓には、このコロナ禍で完全非接触のホテルが出来た。こういう工夫は評価するべきじゃなかろうか。
伊勢の土産屋さんも「WEB来店」サービスを開始し、このサービスを利用すると画面越しに店員の商品紹介を聞きながら現地のおみやげを買えるようだ。
このコロナ禍が長期化すれば、こういう非接触ホテルが主流となったり、お土産屋さん・観光地などはバーチャル展開が一般的になっていくのではないだろうか。そのような状況で、旅行会社はいったいこれからどういうポジションを目指していくのだろう。