意外と知られてない通信速度低下の原因
リモートワークをしていて、インターネットの速度というのは結構重要な問題である。インターネットの速度が低下する原因として、以下があまり知られてないという事に驚いたので、非常に基本的な事ではあるが、綴らせていただく。会社や学校に文句を言う前に、ちょっとこちらを頭に入れておくと、むやみやたらと不平不満を言わなくて済むかもしれない。
1)VPN接続をしていると通常より通信速度は低下する。
VPNというのは「Virtual Private Network」の頭文字をとったもの。要は仮想でプライベート接続をしているかのような環境を作りあげている。
大雑把に説明する。例えば会社でやり取りするようなファイルには外部に見られたくないものがあるだろう。支店間に有線ネットワークを敷くことが出来れば、プライベートネットワーク空間を実現できるが、距離的・予算的に難しい場合も多々。そこで仮想空間に仮想のプライベート線を用意して、あたかも会社内のプライベート空間でやり取りしてるかのような環境を作りだすのがVPN技術である。
通常の公衆のインターネット回線は、外部からのぞき込もうと思うとのぞき込める。しかし、VPN接続だと、VPN端末に接続したところまではバレるが、そこでどんなデータをやり取りされたかはバレないような仕組みになっている。
要はVPN接続回線はセキュリティ機能がプラスされているような感じなので、通常回線よりは処理が増えるため、通信速度は低下することがおおい。また、会社内の同じ場所に接続するような形になるため、それだけ混雑し、通信速度はどうしても低下してしまうのだ。
2)自分のインターネット環境が影響してる場合もよくある。例えばマンションなど集合住宅だと通信環境が悪いことが多い。
通信速度が遅い原因は案外自分の今いる環境に原因があることも多い。会社や学校へ文句を言う前に、まず端末の再起動や自分の家のルーターの再起動などは試すべきと思う。
また、集合住宅だと、部屋別に回線を引いてないことも多いだろう。その集合住宅によって契約がまちまちであるだろうから何とも言い難いが、マンションの決められたインターネット契約だと、マンションに住む全戸にWi-Fi電波を分け与えるような感じになるため、通信速度はMAXの状態にならないことが多い。