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自信の正体

目の前の仕事を次から次へとこなすような日々が続き、このままではダメになると思いながらも、どうすることもできなくて夢の中でも仕事の調整をするようになっていた頃、高熱が出て体が自分にストップをかけた。(仕事でご迷惑をおかけした皆様本当に申し訳ありませんでした…)

10日間くらい家から出ずにほとんどベッドの上で過ごしていたら、だんだんと本来の自分の感覚が戻ってきた。そしてすごく当たり前のことだけど、自分の心が動く感覚、ときめく感覚をこれからのすべての判断基準にしていこうと決めた。

私の心が動くのは、近所の花屋で買った花を部屋に飾って眺めているとき、試着した服が自分にすごく似合っていたとき、撮影の仕事でスタイリングと写真がマッチしていて素敵すぎると感じたとき、シンプルなのにすごく美味しい料理を食べたとき……。

逆に心がうっと詰まったり、でもすごく嫌っていうわけではないし、と頭が計算をし出したことは、心が動いていない証拠。お金のことがチラついてつい受け入れてしまいそうになるけれど、そういうものはできるだけ自分から遠ざけたほうが結果自分のためになる。それはなんというか自然の摂理なんだと思う。

ときめくorときめかないは自分にしか分からない感覚で、だからこそ一番信頼できる感覚。その自分の感覚を信じ切ることこそが、自信の正体なのかもしれない。

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