「自分さえよければ」からの脱出方法
最近はほとんどテレビを見なくなってしまったけれど、先日久しぶりに見たあるテレビ番組で、SMAPの中居くんが「自分さえよければっていう考えだと、エンターテイメントの世界は濁ってしまう」と言っていて、その言葉がなぜかずっと心の中に残っている。
エンターテイメントの世界だけでなく、すべてに当てはまるこの言葉。自分自身を振り返ると結構「自分さえよければ」っていう考えが行動に出てるなぁと思ってそんな自分に嫌気が差す。そうは言ってもいきなり善人になれるわけではないけれど。
どうして自分のことしか目に入らなくなってしまうのか改めて考えてみると、やっぱり自分自身の余裕のなさに行き着くような気がする。去年インタビューさせていただいた文筆家の四角大輔さんが、「みんな自分に無理をさせているから、周りの人とか地球環境のことまで考える余裕がない」といったようなことをおっしゃっていたけれど、まさにそうなんだと思う。
だから、自分勝手な自分から抜け出すためには、自分をもっと大事に扱うことからなんだろうな、逆説的だけれど。
自分を満たす、って言葉で言うほど簡単じゃないけれど、今日はどうしても気分が上がらないから休みにしようとか、自分の予定を後回しにしないとか、そういう些細なことから少しずつ実践するようにしている。それは一見自分勝手に見えるかもしれないけれど、実は自分勝手から脱出する有用な方法。
そんなわけで今日は午前中だけぎゅっと働いて、午後は犬と一緒にゆるゆる過ごそうかな、なんて思っています。