離婚後、元配偶者と我が子の会う機会について
苦しいので、書く。
離婚したのは四年前。
それから、元配偶者と我が子は一度も会ったことがない。
そもそも離婚前から、単身赴任先からこちらに会いにくる回数が減り、諸々の事情で会いに行くこともできなかったので、子どもにとっては父親という存在がいつの間にかフェードアウトしたような感じになった。
ここ数年は、子どもが「お母さんは離婚した〜」とふざけて私に言ってくる。悲しいのか、寂しいのか、離婚について子どもがどう考えているのかわからない。
昨日の夜、布団の中で「怒ったときに、酷いことを言ってごめん」という会話から派生して、父親の話になった。
「お父さんの顔、覚えてるよ。四角くて、髪の毛はかっこよくて、黒い服を着て、黒い靴を履いて、大きな鞄を持っていた」
「この部屋で喧嘩してたよね」
「お父さんには会えないの?電話で話すことはできないの?」
そう聞かれて胸が詰まった。
今まで何度か、父親と会わせた方がいいのかと悩んだことがあったし、その疑問は常に胸の中にある。
離婚前に「離婚したら、会わない方がいいと思う」と元配偶者は言っていた。
これは、元配偶者自身も両親が離婚しており、会わないからこそ辛くなかったとの主張からの言葉だ。
離婚届を提出した後、元夫が私にかけた言葉は「じゃあ、お父さんとお母さんによろしくね」だった。子どものことには何も触れなかった。私はこの瞬間の記憶を、生涯持ち続けるだろうし、この人への信頼できなさの証拠であるとも思っている。
元配偶者は、大事な約束というものをことごとく破る人だった。
この日に会いましょう、風邪をひきました。この日は来てください、寝坊しました。
結婚していた頃の記憶は曖昧だけど、約束事のたびに元配偶者に対してがっかりした記憶は鮮明に残っている。
相手の仕事中、子どもの写真を送ったら「仕事中に送らないで」と言ってきた元配偶者。
「子どもが話したがっている」と伝えて、電話のタイミングで子どもが出られなかったら機嫌を悪くした元配偶者。
「子どもを抱っこして」と伝えて、数歩で子どもを下ろした元配偶者。
この人と、子どもを会わせるのかと考えると、子どもが傷つかないか、また約束を破るのでは、この機会に養育費の額を減らされるのではと考えて不安になる。
親としての自信がない。積極的に父親に連絡を取らないことが、子どもにとってのマイナスになっているのではと考えると怖い。しかし連絡することも怖い。相手との関わりを断ちたい。
友人が『「子どもに対して申し訳ない」と思わない親なんていない』と言っていたが、悩みの種は違えどきっと、それぞれの親がそれぞれの悩みを抱えているのだろう。
父親と会わせないのか、元配偶者の意思は変わらないのか、再婚をして父親という存在を作った方がいいのか。
考えるだけでは解決しないが、解決のために動くことも怖い。
ただ苦しい。