2024年7月19日
『崩壊:スターレイル』Ver.2.4「風起雲湧、相見える鋒鋩」予告番組が放送された。
同時に公開された【崩壊:スターレイル】 Ver.2.4PV 「風起雲湧、相見える鋒鋩」を見るに、人狼のような種族・歩離人がメインで関わりそうだ。
歩離人について現在分かっている情報をまとめておこう。
歩離人の概要
歩離人に征服された地は、その生物科学兵器の牧場となる。応星(のちの星核ハンター・刃)の故郷も歩離人に滅ぼされた。
前任の戦首「呼雷」
Xの投稿のキャスト情報から、呼雷が登場することは確定的。
おそらく、PV中のひときわ大きな個体がそれだろう。
呼雷は羅浮の幽囚獄に囚われている。遺物「深い牢獄の囚人」セットは、そのストーリーから呼雷の拘束具であると思われる。
おそらく呼雷を捕縛したのは鏡流であり、呼雷は再戦を熱望しているのだろう。
月狂い・狐族との関係
歩離人の返信能力「月狂い」。
仙舟「曜青」の狐族にも見られるようだ。
曜青の天撃将軍・飛霄(ヒショウ)は、病として「月狂い」を患っていると紹介された。
変身は傷害性であり、歩離人はずば抜けた治癒能力によって元に戻るが、豊穣の忌み物ではなく、不完全な「長生」である狐族にとっては不可逆的な肉体の変異なのかもしれない。
また、雲上の五騎士の一人である白珠も、盟友たちと出会う前に曜青の使者として派遣されていることから、おそらくは曜青の出身。飲月君と応星が彼女の復活を試みて失敗し、厄龍という災害が生じたのは、月狂いが関係しているかもしれない。
なぜ曜青の狐族だけに月狂いが見られるのだろうか。
ゲーム内のテキストでは、曜青の狐族は歩離人の混血であるためという説がある。
遺物「風雲を薙ぎ払う勇烈」のストーリーは、帝弓の光矢と共に戦死した曜青の女将軍と、ある少女の物語が描かれている。もしかしたら、歩離人から解放され、狼主への復讐を誓って青丘軍に加入し、将軍の弟子となったであろうこの少女こそ、後の飛霄なのかもしれない。
歩離人と狐族は、共に「青丘の星」という惑星をルーツに持つ。
元々農耕種族の狐族と狩猟種族の犬人(後の歩離人)とで緊張関係にありつつも均衡が保たれていたが、犬人が豊穣の恩恵を得たことで台頭。犬人は星を制覇して宇宙へ進出。狐族は犬人の奴隷階級に落ち、凄惨な扱いを受けたようだ。
後に狐族は仙舟の助けを得て解放され、同盟に参加することで身分を回復したのだろう。
たしかに曜青は「青丘洞天」「青丘港」といった名称から、青丘をルーツに持つ狐族を中心とした舟だと推測される。
また、遺物「風雲を薙ぎ払う勇烈」のストーリーからすると、曜青の「青丘軍」は主として歩離人と戦い、囚われた同胞を解放し、そうして解放された狐族もまた新たな戦士となると読める。
だからといって他の仙舟の狐族が「青丘」と無関係だということにはならない。むしろ、仙舟のどの狐族も「青丘」をルーツに持つと思われる節がある。例えば、羅浮の狐族の追悼文にも「青丘」というキーワードが出てくる。
そうであれば、青丘にルーツがあって、星を制覇した歩離人の血を持つ狐族が曜青にしかいないというのは、少々不自然だ。
むしろ朱明の狐族が歩離人に似ているという記述もある。
仙舟風物誌に記録された「癌細胞団」は、「月狂い」が肝臓に由来する治癒能力による制御を失った結果とも考えられる。しかし狐族に「癌細胞団」の症例は一切ないという。曜青の狐族のカルテは存在しないのだろうか。
どうも先天的な遺伝だけが原因だとは考え難い。
そうだとすれば後天的な環境も考慮する必要がある。いったい何が曜青を特殊な環境としているかと考えると、全く情報はないが、寿禍の跡「胎動する月」が意味深だ。
カンパニーとの関係
歩離人はスターピースカンパニーと一定程度の交流があると思われる。
新たな敵として特設サイトで紹介された「咆哮の棺」。開発元の博識学会とカンパニーとの間に密接な関係があることは言うまでもない。ただし、こちらは「博識学会が歩離人と戦争をしていた」際の成果物かもしれない。
直近の羅浮には、カンパニーの市場開拓部の関係者が訪れていることがスターピースラジオからわかっている。
市場開拓部のトップは、元ナナシビトであり、手段を選ばず、様々なキャラクターとの因縁が示唆されるオスワルド・シュナイダーだ。
ver2.4以降のストーリーで市場開拓部がどのように関わってくるのか。
楽しみだ。