
朝ドラ(連続テレビ小説)が好きだ。
私は朝ドラが好きだ。大好きだ。
毎日僅か15分の世界が好きだ。
8時にニュースが終わったらすぐ始まる朝ドラが好きだ。
CMも挟まない、意識を全部注げる朝ドラが好きだ。
今はBSで朝7時15分からの再放送枠も好きだ。
その時間にTVの前に居られるよう、自分のタイムテーブルを
家族に合わせつつ、隙間時間とも言えるその時間のために
家事を前倒しできるようになった自分も好きだ。
朝ドラの時間は完全なる自分時間。濃密な15分が好きだ。
朝ドラのヒロインだけでなく、その友人、家族、
ほんの少し触れ合うような人々も生きてる朝ドラが好きだ。
昔から画面の隅っこに目が行きがちだった私が
隅っこの全てに心が宿ってて、
どこを観ていいか、わからなくなる朝ドラが好きだ。
端々に、作り手の心が宿ってる朝ドラが好きだ。
朝ドラで、私は救われた。
同じ時間に少しずつしか進まない話に
1週間観終えて、新しい発見が湧き上がるドラマに。
半年観終えて、大きな一枚絵が見えてくるドラマに。
主人公だけでなく、
そこにたまたま居合わせたような
一瞬しか映らない人たちも
ちゃんと含んで構成されてる世界に、私は救われた。
ずっと隅っこにいると思ってた自分も
誰かの役に立ってる、誰かの支えになってるかもしれない。
誰かを応援したい、励ましたい、力になりたいって気持ちを持たせてくれた。
生きていいんだ、そう思わせてくれた朝ドラが好きだ。
本当に好きなんだよ。
だから、これからも
好きで居させて欲しいんだ。
頼む。