
「娘さんを僕にください」
ジョーが竹村クリーニング屋さんに来て、
竹村のおっちゃんに言ったこと。
厳密に言えば、竹村夫婦はるいちゃんの居候先であって
親子ではない…のに、娘さんというジョー。
そして「娘をよろしくお願いします。」と
頭を下げるおっちゃん…初見の時も泣いたし、今回も
やっぱりボロボロ泣きながら見た。
血は繋がってない赤の他人だけど、
そこにはちゃんと親子同然の繋がりがある。
朝ドラにはこういう繋がりがしばしば登場する。
自分のことを思い出す。
夫は子連れの私と再婚することになり
私の父に飲みに連れて行かれたことがあった。
そこで父から笑いながら夫に投げられた言葉が
「お前よく子持ちの中年女と結婚できるな。
俺だったら絶対選ばない。」
だったそうだ(がっくり)。
子持ちの中年て…一応あんたの娘なはずですけどね?
もちろん、その当時そんなことは夫は私には伝えず
なんやかんやで両親と絶縁状態になった後で
この話をしてくれたのだった(心配りよ…)。
まぁ、あれだ。娘をよろしくって
照れ臭くて言えなかったからじゃない?って
思う人はそう思えばいいよ。
そういう人も実際いるからね。
だけど、言えないからって娘を下げるのはやめた方がええで。
これからまだまだ開かずの箱が
朝ドラによって開けられると思うんで。
こうやって焚き上げていくからね。
てか、すでに開いてる箱見ても
父から娘への愛情なんて、ひとっかけらも入ってなくて
愛の反対語は無関心なんだなぁって思うことしかないや。
竹村夫婦みたいな人が、両親だったら。
るいちゃんが確か言ってたと思うけど
ここは本当に親子の絆を築き上げてたよね…!!
人の幸せを見て、己の境遇を振り返って
あ、うちやっぱり変だったな。でもそれがうちの普通だったんだよな。
普通ってなんなんだ?って思うとこまでがセットで。
温かい涙を流しつつ、その涙が
冷えた境遇をさらに冷たくする…こともあるけど
やっぱり朝ドラが大好きです。
ある意味心の鍛錬ですな!!