スカーレット22~24話

第4週「一人前になるまでは」後半

今回…ついに大久保さんの退場ッ【嗚咽】…いやでも

次週予告に出てたからね!楽しみも増したままだよね!!

というわけで、感想をば…!

父と内職のお金

第4週「一人前になるまでは」後半の見所のひとつと言ったら

やはり、大久保さんと常治の対面シーンじゃないでしょうか。

給料前借りに来たことをなかなか言えない常治と、

それをなんとなく察していき、タイミングよく内職代を手渡す大久保さん。

これ…初見のときも話題になってたんだけど、実は内職代…大久保さんが

立て替えたんじゃないかな?って。

喜美子を信楽に返そうとした時、きっちりお礼状とお金を

封筒に入れてた大久保さんが、財布からお金出して

何にも入れないってことあるかな?って思えたんですよね。

内職先でそのまま何にも入れず渡されるってのも不自然な気がするし…

いずれにせよ、喜美子と常治が内職がそんな大金になったことに

大喜びしてて、こっちもほっと胸をなでおろしました。

父を見送って、信楽に3年は帰らんと言った喜美子を見て

大久保さん…ちょっと泣きそうな顔したのが印象的でした。

そして淡々と漬物の方法を教えて引きの画面で終了…

次の回ではそこから2年半経過してて。

この時、私はもう涙でぐしゃぐしゃでした💦

だって、あの引きの画面で大久保さん退場だったなんて…!

別れのシーンないんですかぃッ!って初見では泣きながら怒りたい気持ちで

いっぱいだったけど、再見ですからね…次週予告見て

ニヤニヤしてました✨

春と秋の日差しの違い


喜美子が大阪に来たばかりの時は

春にまだなりかけの3月…わたくしにはうっすい和紙を通したかのような感じに見えて

これ、喜美子の心象かな?と書きました。

だけど、今回荒木荘で働きだして1ヶ月くらい後(4月)と

2年半経って(恐らく10月?)秋の風景が出てきた時にはっとしました。

3月、4月、10月…日のあたり方とか、街にぽつぽつある緑の色とかが

ちゃんと描き分けられてるんですよ…!?

3月は多分、まだ冬の名残の空気が残ってる感じで白っぽく見えて

4月はちょっと緑が鮮やかになりかけだったり

10月は緑の色が深みを増してたり…雄太郎さんが喜美子の作った

どて焼きを見て歓喜する時の斜陽は

まさに秋の光でした…いや、こんなんできる?

再見で、改めてきちんと季節が描き分けられてるのがわかって

スカーレット製作側の本気を感じました…!



再見しながら思うこと


ここまで観てきて、なぜこの朝ドラスカーレットが

こんなにもわたくしの心に響いてるのか

視聴しながらずっと考えていました。

話の展開が面白い、演者が素晴らしい、登場人物が魅力的…

どれもそのとおりだと思います。

以前わたくしは、「親戚のおばちゃんになりました!」と

10歳の喜美子のエピをいくつか観て言ってました。

もちろん、今も親戚のおばちゃん気分はそのままなのですが

再見して、それだけではないな…という目線も見えてきました。


これはあくまで、わたくし個人の見方なんですが

喜美子を通じて、報われなかった「あの頃の自分」を

昇華してくれてるから…と言う気がしています。


わたくしには、今の自分とは比べ物にならないほど

努力を重ねてた時代がありました。

でも、誰からも褒められず、ないがしろにされて泣いてばかり。

その泣いてる子供のわたくしが、心の隅っこに居て

喜美子の人生を追体験させて貰ってる…とでも言いましょうか。

頑張っていれば、誰かが認めてくれる。応援してくれる。

そういう価値観が、子供のわたくしにはありませんでした。

そこをね…うまいことすくい上げて

「大丈夫だよ、見てるよ。あなたは頑張ってるよ。応援してるよ。」

…と、声をかけてもらってる気に(勝手に)なってるのです。

喜美子を応援してるのは、両親もそうでしょうが

今回で言えば、大久保さんもそうじゃないでしょうか。

父が訪ねてきた時に、普段喜美子には

「ちゃっちゃとしなはれ!」と厳しく指南する大久保さんが

満面の笑みをたたえて

「ようやってはりまっせ。ええお嬢さんですなぁ。」と

手放しで褒めてくれる…それは喜美子がちゃんと女中としての

仕事に向き合って頑張ってるのを見ているから。

ここでは、子供の頃のわたくし自身も喜び、また

親として生きてるわたくしも嬉しくて

(他人に自分の子のこと褒められるのは本当に嬉しい)

ダブルでボロ泣きしていました。

恋の気配

そしてもうひとつの見どころは

ゴンの飼い主と恋に落ちた医大生圭介さんと、

喜美子のやり取り…じゃないでしょうか?

で、わたくしDVD…初見なんですが

確か放送中では「ゴンを連れた強面のおじさん」のシーンが

あったように思うんだけど、DVDではそれがまるっと

なかった気がします…あれ?漕ぐの頑張りすぎて見落としてる?

それとも、別なシーンの尺を伸ばして、このシーンを

まるっとカットしたのでしょうか?…う〜ん…録画は残してないので

比較もできないのでなんとも言えませんが

もしかしたら、こういう編集された箇所は他にもあるかもですね。


さて明日は第5週「ときめきは甘く苦く」の前半です!

ここもなぁ…初見と見方が変わりそうな気がしてるので

今から楽しみですッ✨


ここまで読んでいただき、ありがとうございましたッ!



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