スカーレット103~105話
第18週「炎を信じて」前半
前の週で、大阪の皆さんとも会え
これで気持も新たにこの週を…と思ったら…
母と息子
この週のはじまりは、喜美子と武志のやり取りからでした。
喜美子が武志に大好きを伝えるのとか、
お父ちゃんのことも大好きだけど
穴窯のことで一緒に暮らせなくなったとか
この年齢の子に説明するのはしんどい話だなぁ…でも
ちゃんと向き合って話するの偉いなぁ…思ってみてました。
武志にしたら、お母ちゃんはお父ちゃんのこと
嫌いになってしまったかもしれない…って思ったことも
あるだろうし…
でも、ちゃんとお母ちゃんの口から
「お父ちゃんのこと、大好きやで」って聞けるだけで
ほっとするよね。
ってか、わたくしもほっとしたのに。
穴窯成功したら、ハチさん迎えに行くって前も言ってたし。
大阪の空気吸って、きっと次こそ…!って思うじゃない?
なのに…なのにッ…!!!
失敗が続く穴窯、諦めない喜美子
四度目…火の流れを考え、置き方を工夫したけど失敗。
五度目…穴の大きさを調整して、土の配合を変えたけど失敗
だけど、少し色の出てるものがあった…!
いやぁ…淡々と失敗が繰り返されていくの
どれだけ穴窯が難しいことなのかよくわかります。
だけど、喜美子がきっちりノート付けてたり
失敗から何かを学ぼうとする姿勢が
これまでの勤勉な喜美子の積み重ねを見て知ってるだけに
失敗を繰り返してても、どこか希望が見えて…き…
六度目も失敗
いや嘘やろ…マジか…ガチでこんな言葉が
わたくし初見の時には出てしまいました。
いや…朝ドラで失敗を繰り返すヒロインは
あちこちで見かけたと思いますが
ここまで金をかけて、ここまで失敗したヒロイン
他に…いないんじゃ?
だいたいは3度めの正直みたいな感じでは…?
いくら灰を被る場所がわかってきたとは言え
これは…さすがに…
泣きっ面に蜂(八郎)!
お金は足りなくなる、八郎さんと三津が
一緒に家を出たって不倫の噂は立てられる…!
もうこれ…どんな状況なんすか…!
神様は乗り越えられない試練は与えないとか
わたくし、別のドラマで観ましたよ!?
なのに、この状況…もはや朝ドラにしては
超重量級のヘビーモードなのに
噂が回って居づらいだろうと柴田さんから
八郎さんに京都へ行く話まで持って来られちゃった…!
いや、ここでさ、八郎さんが
喜美子のことをここで支えたい、
武志の成長も見守りたい、って何で
ならなかったんだろう…ってモヤモヤしました。
だって運動会楽しみにしてたじゃん?
キャッチボールもうまくならないかんじゃん?
武志の成長を柴田さんに語る姿
めっちゃいいお父さんだったじゃん?
なんで京都行くとか言う話即断らんの??
再見では喫茶サニーのシーンで
怒りながら涙が…!
再び風が吹く(草間さん)
もうなんか、穴窯は成功してほしいけど
喜美子と八郎どうなっとんねん…とモヤモヤ最高潮の時に
草間さん来たー!!!!
もうね、ちや子さん同様、草間さんは喜美子に
新しい風を運ぶ人ですから!!
まつさんが手紙を出してくれたから
やって来たそうだけど(まつさんはこういうとこも
さっすがだなぁ…と思うんですよね…自分の力だけじゃ
支えきれないところもわかってて、誰に助けを求めるかって
判断ができると言うか…!)
でね、そのね、草間さんがね!!!
あの狸さんとの再会
草間さんがかつて信楽から離れる時に
慶乃川さんが作った狸の置物!
しかも「この方に」って言いながら草間さん
取り出してくれたの!!!
でもって、喜美子も「このお方は…!」って!!
あの慶乃川さんのエピも、狸さんも
まだこうやって生きてるエピとして残ってる…!
しかも、草間さんが慶乃川さんが土を掘ってたこと思い出してくれて
もうね…慶乃川さんが狸を通じて何かを伝えに
来てくれたのかもしれない…そうとさえ思えました。
それにしても、初登場の時に慶乃川さんを見た時に
なんやお笑い枠の人やん…とか軽く考えてましたが
信楽の土地に根ざして、陶芸を踏ん張ってた慶乃川さん…
実に見事な存在感でした…!
土を掘って振り返った時の笑顔、再見ではうっかり
泣いてしまったもの…!なにせわたくし(狸)を
作ってくださった方ですしね(違)!!
しかし皮肉にもかつて八郎さんが
信楽の土の素晴らしさを説いてたのに
まさかここへきて、喜美子が信楽の土の暖かさとか
ざらっとした感じを生かそうとするなんて…
てか、この信楽の土の良さがお互いわかったところで
2人の仲も再構築できるんちゃうん?
初見ではうっすらそんなことも思ったんだけどなぁ…
一番言っちゃアカンやつ
7度目の穴窯の挑戦を信作から聞き
それが2週間と言う長期間であることで
八郎が止めにやって来ます。
そのセリフがさ…
「僕にとって喜美子は女や。陶芸家やない。
危ないことはせんといてほしい。」
あ・あ・あ・ぁ〜〜(崩)
かつてふたりが仲良くなりかけた時に
喜美子を女性として意識してた八郎さんが
どんなに愛おしかったことか…!
そしてその時から何ら変わってない八郎さん…
だけど、目の前にいる喜美子は
もう穴窯の虜になっちゃってる喜美子なんよ。
借金して、6回も失敗してるのに尚、7度目やろうと
頑張ってる人なんよ…陶芸は男の世界なのに
そこに自分の意地と誇りで踏ん張ってる人なんよ…
そんな喜美子に
いっちばん言っちゃいけない「女」ってワードと
「陶芸家やない」ってワード…もうね…それを言われた後の
喜美子の無表情…あぁ…もう八郎さんは一緒に歩く人じゃ
なくなったんだな…ってのがひしひしと伝わる無表情…!
そして喜美子は
「陶芸家になります」宣言…
癒やしの大野家と鮫島!
7度目の穴窯を手伝う信作(新婚)と
鮫島がとにかく、この前半では癒やしでした…!
新婚なのにぃッ!!さみしぃい!って悶える信作とか
「こう、ですよねッ!?」って薪を投げ入れるポーズを
とってくれる鮫島とか、再見でもふふふって笑みがこぼれました。
そうそう、信作と百合子の結婚写真もこの前半で出てきて
ちゃんと八郎さんも写ってて、よかったなぁ…と胸をなでおろしましたよ。
でもその後で「喜美子は女や」発言があったわけですが…💦
7度目の正直
家族の協力もあって
ようやく喜美子にしか作れない作品が作れた7度目…!
朝日を浴びてキラキラ光る焼き物は
本当に綺麗でした…再見でもあの深い緑なのか青なのか…
それをきちんと美しく見せてくれる照明さんの力量も凄い…!
そして、もうひとりの風を吹かせる人:ちや子さん!!
もうね泣きましたよ…!
喜美子がちや子さんに手紙を出すんですが
その時の冒頭部分って
大阪から去る時に
「いつかこの道を選んで良かったと
笑って逢える日が来ますように」と書いてたのを
重ねて「覚えていますか」ってくるんですよ…!
あの時の喜美子は自分で決めたから、と
大阪の芸術学校を諦めて信楽に帰った。
そういえば途中で放り出すことが嫌いって言ってた喜美子だったのに
ここでは、家族のために「自分で決めて」帰ったんだっけ…
(だからこそ、穴窯は途中で放り出したくなかったのか…
うわぁブレてないわ喜美子…!←書きながら気づいたパティーン!)
「どうなるかわからん道を歩き出すのは、
えらい勇気がいりました。
勇気を出した、あの時の自分に見せてやりたいです。
ええ色が出ました。誰にも出せん、うちにしか出せん、自然の色です。
ちや子さん、取材に来て下さい、大きく取り上げて下さい。
陶芸家川原喜美子です。」
女性陶芸家、じゃないんですよ…陶芸家なんですよ…!
でもって、地元の新聞じゃなく
ちや子さんにこの手紙を出す意味ですよ…!
もちろん、古くからのいい仲だからってのもあると思いますが
大阪で声を上げてきた女性をきちんと取材して、
いい文章を書いてるってエピを見てるから
記者のちや子さんにも信頼をおいてるのがよくわかるしで
あぁ、このふたりは本当にええなぁ…とじわじわと泣いておりました。
そしてあっという間に!!
こっからあっという間に昭和53年とテロップが!
え?武志大きくなってるやん!なに?高校生!?
めっちゃ時間ぶった切ってるけど、どうなっとるん!?
多少アワアワした初見でしたが
再見なので、こっからの山に備えて
静かにアップをせねば…と思ってる次第です!
後援会の住田さんは、再見でも愛らしいですw
おまけ【過去絵】
武志の本棚に「ねんどまじん」と言うタイトルがあったので
想像を膨らまして描いた1枚…
実はわたくしの中でお話は出来上がってるのですが
絵を描く時間がなくて、この1枚しか描けてないのです。
あくまで想像で出来上がっちゃった話だけど
いつか描いてみたいなぁ…!
狸さんが戻ってきたので、穴窯見守り隊を
狸界隈で作ったという妄想で描かれた絵↓↓↓
考えたら、あちこちに狸さんいるんですよね…!
朝観るたびに「本日のわたくし」って画像をあげてたのも懐かしい✨
あぁッ!!今日は少ないつもりで書いてたのに
3500字超えちゃった!!!長々とすんまっしぇん!!!
ここまで読んでくださって、ありがとうございましたァッ💦!!