千の六乗
1000の6乗がギリシャ語で『エクサ』と呼ばれる。
気が遠くなる数字の羅列はただの数字の羅列。
数字は現実であって、数えることは現実的ではない。
自分が積み重ねてきた労力もエクサを迎える頃には実感をするのも遠き過程になっているのかもしれない。
エクサどころかメガすらもスマートフォンかパソコンの写真や画像の容量で確認できるかどうか。
それだけの容量を視認できるのが精一杯で自分のやっていることに二乗されているか1に二乗されているだけなのか、苦手意識を持つ数学を少しだけやってみると凹んでいる時はその悩みに苛まれる。
きっと現実を受け入れるのが苦手なのかもしれません。
エクサと名がついた単位を知った時の喜びとエクサの上まで数えられてしまう現実。
際限のない欲望を減らすにしろ、抑制するにせよ今更ゼロには誰も戻りたがらない。
自分は敢えてエクサを設定してみます。
もっというとデジタルモンスターに登場するロイヤルナイツの『エグザモン』が好みだから。
アルファやオメガは極端過ぎるので名前の元ネタかは分かりかねますが『エクサ』ぐらいだと記します。
それでも膨大な数と現実的でない数値でしかないリアル。
今やれるのならエグザモンの絵を描いて満足するのみ。
それなら数字に憧れるだけよりもマシかもしれません。
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