2024年9.9手記:「悲しみあふれた時は 勇気の鐘をならすのさ」
超獣戦隊ライブマンのドクターマゼンダを思い出す。
ドクターマゼンダという女性幹部が自分の姿をした心優しい怪人とイエローが恋仲になり、自分の姿をした怪人とイエローを攻撃し笑いながら涙を流して別の幹部にみられていたシーン。
本当の自分は相手には悪の存在として記憶されたまま、怪人はたおされて宝石はどこかへいってしまった。
ドクターマゼンダはこの時「本当の自分はいったい」と本心はイエローに知られないままなくなった宝石とともに悲しんでいた。
そこを別幹部がなくなったと思った宝石をドクターマゼンダにだまって渡すシーンがあり、一概にいえない人間の感情に自分も誤解だらけの過去を思い出した。
ドクターマゼンタは頭脳武装軍ボルトの女性幹部として首領・ビアスによって選ばれた三人の天才のひとり。
冒頭でさっきまで主人公たちの友だったのに殺してまでビアスについていってしまった。
高圧的なドクター・マゼンタも別の道があれば彼女をもほうした怪人のように優しさがあったかもしれない。
本心は言えず涙を悪いほほえみで隠しながら。
宝石を渡してくれた幹部ドクター・アシュラはこのときはまだ新しくボルトに入ったばかりなのですがこのときのドクター・マゼンタを見てなにかを思ったのか宝石を見つけてアジトで彼女に渡していました。
ライブマンをちゃんと見たのが5、6年前なのですが時代があれからたってツッコミどころもあるとはいえ私たちが見えている誰かや自分の姿は一面でしかないことを忘れないようにこのエピソードを思い出す。
話はそれるかもしれませんが、この世にたいして期待とも希望ともちがう形で生きていくことをちかう。
なにもかもうたがっているくせに。
それもまたいや、簡単に決めない方がいいか。
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