世界農業遺産@徳島つるぎ町

世界農業遺産に認定されている徳島県つるぎ町に話を聞きに行ってきました。

そして単純に世界農業遺産に選ばれているだけではなくて、日本でも1番だといいきるのが講師の林先生でした。

なぜ日本一なのか
理由は4つあるそうです。
①多様性
②上から下
③仏教や祭祀との融合
④道具の種類も世界一

それぞれ見ていきます。

①多様性の生みの親、結晶片岩

他の地域の世界農業遺産の例を借りますと
和歌山県なら梅
静岡県ならお茶となります。
育てるのは基本的にひとつの品種。

しかし西阿波はお茶やって、カヤ育てて、果樹をやるなど狭い山間地のスペースで色々とやります。

それができるのは土壌が結晶片岩だからだそう。
その石は本当に凄いらしいです。
水に入れていると水がよくなるらしい。

そして結晶片岩は加工しやすく、石垣を組みやすい
そして栄養素も豊富で何でも育つ
結晶片岩の割れ目から水が出てくる

②上から下

他の地域では下に家があって、徐々に上に上に拡張していくもの。
しかし西阿波は逆なのだとか
上に家があって、下に下に行くのだそう。
前述の通り、加工しやすい結晶片岩なので石垣も簡単にできてしまい、棚田を作りやすいそうだ

③仏教や祭祀との融合


つるぎ町はお堂と呼ばれる仏教施設がとても多いです。
また祭りのスタイルも独特なものがあってアイヌなどにつながるものがあるそう。

④道具の種類が世界一

西阿波は傾斜地です。
勾配な非常に厳しいです。そんなかで効率的に作業できるように発達したのが道具だそうです。

傾斜に応じて使う道具を変えるということは直す鍛冶屋さんも大事ですよね

以上、世界農業遺産の町についてでした


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