尖閣問題
半年以上前にふと思ったことがありました。
台湾に尖閣諸島を譲ればいいんじゃない?と。
譲るといっても無償で譲るわけでなく、大金並びに漁業権はもらうと言う交換的な感じでした。
中国からの領海侵犯、領空侵犯が続く中でスクランブル発射は非常に負担が大きいという実情がありました。
ただでさえ防衛費が足りていないと言われていて、そして石垣島からも結構な距離がある。そして石垣市長ですら上陸を許されていない現状を鑑みたところ、私は譲った方がいいのでは?と思いました。
台湾に尖閣諸島を譲渡するメリット
・中国と直接的に国境を接しなくなり、間に台湾を挟める。
・台湾有事で尖閣が巻き込まれてもとりあえず台湾に任せられる。
・自衛隊のスクランブル発進等が無くなる
台湾に尖閣諸島を譲渡するデメリット
・EEZ(排他的経済)は失われる
⇨但し、漁業権を残しておけばいいのでは?
という感じでした。
よく言えば、あくまでよく言えば戦略的撤退です。
将棋でいう「争点」を避けるという感じです。
そんな意識のもと、この本を読みました。
とりあえず尖閣の部分を。
尖閣諸島は中国の領土であるはずがない
中国は尖閣諸島を自分たちの領土だと喧伝します。
しかし、日本は1884年から10年かけて調査を実施
清の手が確実に入っていないことを確認したうえで1896年に沖縄県に編入したという歴史があります。
そもそも中国は台湾ですら化外の地と言っていたのに尖閣諸島を歴史上抑えていたはずもありません。
そして敗戦後の沖縄返還の際、米国から沖縄が返還された際に尖閣諸島もその返還エリアに入っています。
なぜ中国は尖閣諸島を欲しがるのか
中国の狙いは3つあるようです。(あくまで筆者の推測)
①13億人の食い扶持(食料)
②軍事基地の建設
③海底に眠る石油資源
東アジアの海底に石油が眠っているとされたのが1968年でした。
中国が尖閣諸島を欲しだしたのはそれ以降です。
まぁ確かに③は絶対欲しいですよね。
台湾は島が欲しいのではなく漁業権が欲しい
ちなみに李登輝元総統は「尖閣諸島は日本のもの」と認めておられました。
それもあってか2012年に馬英九総統が来て、漁業権のやりとりをしているそうです。
そして筆者も漁業権が欲しいだけだと言っています。
ここに関しては疑問です。
私は蔡英文さんはそこまでの親日ではないぞ!と思ってます。
まあ総統が変わっているのでなんとも言えないですが。
今の総統はどうお考えなんでしょうか?
結局、東京都が保有しておけばなんでもなかった
筆者曰く、東京都は保有しておけば尖閣諸島問題は終わっていたといいます。
中国:現状変更したい(尖閣よこせ)
日本(民主党政権):現状維持(個人所有から国有化したけど)です〜
という感じです。キャッチボールが成り立ってませんね。
そもそも投げてきたボールが大暴投なのですが。。。
そこで東京都を挟むと
中国:現状変更したい(尖閣よこせ)
日本(民主党政権):東京都の持ち物だからねぇ、、、
と濁せたとのこと。
ちなみに尖閣諸島は野生の山羊がどんどん増えて500匹以上。
彼らが草を食べまくるから島の地面がへたっているようです。
その辺り、小笠原諸島の世界遺産化に成功した東京都のノウハウが生きた可能性が高いということでした。
なるほどなるほど。
知らないことばかりですね。
魚釣島、ほんとにきれいな島みたいですね。
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