「やりたい」が見当たらない人への寄り添い
「やりたい」が見当たらないという声を聞きます。
そんな人を目の前にしたら、あなたならどうするでしょうか。一緒に考えていきたいと思います。
最近ゆめとこスクールについて、各市町村の議会、カフェ、各団体など話題になっていると聞こえてくるようになりました。とっても嬉しいです。多くの方が興味を持ってくださり、新たな対策をとろうとしている動きに僕も一緒に伴走したいと思っています。
さて、そんなゆめとこスクールですが、大切にしていることが2つあります。
1つ目が「相手との距離」
2つ目が「やりたいの声」
です。
相手との距離とは
・スタッフと子どもたちの距離を意識すること
・子どもたち同士の距離を意識させること
が含まれています。絶妙な距離感を保つことは得意な人と苦手な人が存在するので探究すべきテーマともなっています。
そして、もう1つの「やりたいの声」
これが、とてもいい感じで聞こえるのかもしれませんが、なかなかその声を発することができなかったりもします。現在、ゆめとこスクールに興味を持っているご家庭(お子さん)は共通して『居場所』を探してたどり着いています。そうすると、自分が何をしたいとかそんなことの前に、自分の居場所となり得るのかにアンテナを張っています。ここで、自分を出すことができるのだろうか、本当に信じていいのだろうかと、無意識にも周囲を観察している様子があります。そんな子どもたちに『あなたのやりたいことは何ですか?』と問いかけても、返ってくるはずもありません。そんなことを何度も聞かれたら、嫌になってしまいます。せっかく見つけた居場所を、壊してしまう可能性もあります。
では、どうしているのか。私がやっていることは2つあります。
1、手伝いをしてもらう
誰かの役に立つという感覚は気分が良くなります。「ありがとう」や「助かった」という声がけは嬉しいものです。それと同時に、いつの間にか様々な体験をすることにもつながっています。先日はチラシ配りを一緒にしました。人の役に立つ経験をしながら、いつの間にか自分がやりたいことに変化していくことがあります。そんなキッカケになれたら最高です。
2、「やりたくない」を共有する
やりたいことばかりを意識していても、なかなか見つからないものです。そこで、「やりたくない」ことは何なのかを共有していきます。やりたくないことなら、意外と出てくるものです。その出てきたことをやっているから、そもそもやりたいことをする時間がないことも考えられます。やりたくないことをやらない。これを意識するだけでも見える景色が変わってくるのではないでしょうか。
やりたいことがすぐに見つからないこともあります。焦るかもしれません。しかし、やりたいを見つけるチャンスを自分で作ることができます。
誰かの手伝いをし、やりたくないことをやらない。
そんな実践をしています。皆さんは、やりたいことがない人が目の前に現れた場合どうするでしょうか?
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