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【#3】ビジネスモデル

アホな役員たちが毎日ネタを提供してくれるので、書くことがどんどん増えてしまって困ります。どんどん忘れていってしまうので、短い記事になってしまっても、どんどん書いていくようにした方がよさそうです。記録が大事です。

さて、今日あった2つのバカエピソードです。主人公はK社長です。

まず、一つ目。うちの会社では、営業部門、製造部門、品質管理部門、事務総括部門と、小さいながら様々な部門があって、自社で全工程ができるというのが強みです。逆に、色々あり過ぎて、今の役員連中だと全体が把握できていないのがデメリットです。全体を見渡した経営ができていません。

それで、営業部門の会議の中で、今作っているA製品が非常に売れ筋になってきたので、製造の規模を拡大してもらえれば作っただけ売れます。という話が出ました。

すると、K社長が突然、「A製品が売れ筋になることは前から分かってた。でも、以前に製造量を下げてくれと言った手前、増やしてくれとは言えない。しかも、製造量を下げてくれと言ったのは、営業部門で、役員会を通さず勝手に言ったから、僕は関係ない。そもそも、製造部門は信用できないから、そんなことを頼めない!」と言い出しました。

その場にいたみんなが「???・・・」となっていると、「製造部の職員は頭が悪いから、僕が言うことを理解できない。あいつらは信用できない」と。

一体何が起きているの?
僕は何の会議に出ているの?
会社の売上を上げたいんじゃないの?
こいつ何言ってるんだ?
製造部の役員に頭下げたくないだけか?
社長が製造分を信用できないって、どういうこと?
お前が頭悪いんじゃないの?

次々と、疑問が浮かんできて、苦笑いです。

で、二つ目は、その後に、「現在の最先端のビジネスではロングテール戦略というのがあって、一つの製品をたくさん作るより品数をたくさんそろえた方が良いんだ!」と言い出しました。

まずは、いまさらロングテール戦略が最新なの?という頭の悪さでびっくりしました。

うちの製品は使用期限があるものなので、品数を揃えて廃棄をどう考えてるんだろう。これを読んでいる人ならすぐに分かると思いますが、そもそも、ロングテール戦略はインターネットを使って、賞味期限や保管場所の必要ない商品を多種類売ることが最適ですよね。

それを、保管は冷蔵庫しかだめ。使用期限もある。注文は、専門的なディーラーを通じてしか受けつけていない、という状況で何がロングテールなんだ?と衝撃を受けずにはいられませんでした。

なので、「ロングテール戦略って、使用期限があると廃棄が出ますよね?廃棄の金額はどう考えるんですか?そもそも、ロングテールって使用期限があるものに適応できるんですか?」と聞いたら、顔を真っ赤にして「僕が見た企業では、コンピューターを何台も使って、在庫管理と使用期限の管理をして、多品目扱っても1本も廃棄を出してなかった!そういうロングテールもあるんだ!」と言い出して・・・

え~。いまどき、コンピューターを何台も使う?スペックの良いメインマシンが1台あれば管理自体はできるでしょ。逆に、何台持っていうのは、各部署でデータの打ち込みとか、在庫の管理を入力するのに使ってるんじゃないの?第一、その僕が見た企業って、具体的になんていう企業なの?注文は専門のディーラーが受けないといけないような、限定された受注条件に縛られているの?

もう、アホすぎて、みんな苦笑いを通り越して、早く会議終わってくれ~って感じでした。

会議が終わった後に、「おまえが余計な茶々入れるから、バカ社長がヒートアップしちゃったじゃん!」って苦情を多数受けてしまったので、反省しています。

おわり

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