“おやすみ泥棒”〜せめて同じタイミングで眠らせて下さい

 泥棒猫です。

 確か彼が入院した時から始めたんだと思うんだけど、同じタイミングで寝るようになった。

 どうしても無理な時は仕方ないけど、ほぼ毎日。隣で眠れない代わりにって。

 それが当たり前になっていたけど、実はものすごく贅沢なことだったんだ・・・

 今頃気づくなんて遅いけど。

 分かってるんだけど「大丈夫」って言う彼の言葉に甘えて、奥さんにバレたあとも続けてる。

 でもここ最近はちょっと難しそうなんだよねー。やっぱりスマホ見られないんだろうなって・・・。

 だいたいの時間を決めて、「準備できてるよ」「私も〜」「じゃあ寝ようか」「うんうん」「おやすみなさい」「おやすみ〜」「また明日ね」「また明日ね」とメッセージを送りあい、お互い消灯する。というパターン。これが眠るためのルーティーン化してしまった。

 火曜日は、メッセージが来なくて待ちきれず私が「先に寝るね。ごめんね」とメッセージを送り、無理ヤリに寝た。着信音も消しておいた。そしてだいぶ経ってから「ごめんね、俺も寝るね」とメッセージが入ってた。

 昨日も結構待った。もう今日も無理かなーって思った頃にようやくメッセージが来て、無事に眠れた。

 今日はどうかな。神様、どうかせめて同じタイミングで眠ることを許して下さい。

 改めて書いてみると、これは奥さんからしたら噴飯モノの泥棒行為。なにが「せめて」なんだ！同じ部屋に寝てる（彼がベッド、奥さんは下に布団敷いて寝るそうです）その横で。

 泥棒猫、だな。

ホントに。

つくづく。