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着地点。Good-bye Friend ユーミンの隠れた名曲

泥棒猫です。

恋の着地点。
不倫の。
当然だけどいつかどこかに辿り着く・・・。


少し前に、人づてだけど私と彼の関係性を知っている人から、
「泥棒猫さんは、どんな着地点を望んでいるのかな?」
という問いかけ、というか話になった、と後から聞いた。
それは別に私に答えを求めているわけでもなんでもなくて、ただその人も複雑恋愛をしているから、話題としてその場で出ただけの話。

私も私で、それを聞いて
「このままずーーーっと、今の関係を続けていけたらと思う。長く長く。」
と言った。それが本心。本当そう思ってるの。

それから数日。
着地点、というワードだけが心に残った。


なんというか、
付き合い出した頃、彼は大きな手術をして、多分生まれて初めて現実のものとして死を実感したんだと思う。
だからかな、
「絶対に俺より先に死んだらダメ」
と何度も何度も私に言った。
「それなのに、俺が死んだ後、本当に勝手だけど、その後に誰か他の人のものになったりしたら、死んでも死に切れないかも。と思ってしまう。でも○○が先に死ぬのは絶対にダメ。失うことに耐えられない。」とも。

私はね、
大丈夫。あなたより先に死なない・・・ように頑張る。
だけど願わくば、私と彼の誕生日の差(9日です)ぐらい後に、私の寿命も尽きて人生を終えたい。
輪廻転生や死後の世界を心から信じているわけではないけど、それぐらいの誤差でなら、きっとまた巡りあうのが簡単になる気がして。

私と彼の着地点。
人生のライフイベントがお互い起きて(彼の方が彩りがありそう)、その時にまるで親友のように喜んだり、悲しんだりしてお互いの励みになること。
そう、最後は親友みたいになりたい。
だから着地点というか、終わりなんてない。それを望んでいる。

男の恋は、基本「片想い」か「失恋」だ。という説があるのも、なんかわかる。
男の人は、付き合って数ヶ月もすれば安定して、その後は「恋」はしてくれない。
【注】一般論です。てゆうか、少なくとも私の経験と見聞きした感じでは、ということ。
それが不満な時もあるけど、仕方ない。
愛とリスペクトがあればいいな。
彼とは親友みたいになりたい。男と女の友情ってまた難しい問題なので、あくまで親友みたい、なもので。
死後の世界があるならば、そこで彼が私と会えないことで「恋」するのだろう。それならいいや。すごい贅沢。


そして彼が彼の望み通り、私より先に寿命を迎えた時に、私は悲しくて寂しくてどうしようもない気持ちを抱えて、同じぐらい彼も寂しく思ってくれることを信じつつ、彼は私の心の中で生きてゆくのだ。
・・・って、書いてて泣けてきた。

ユーミンの名曲、Hello,my Friendのカップリング曲で、Good-bye Friendというのがあるのを知った。

Hello,my Friendは大好きなのでよく聴くけど、それよりももっと静かな曲調のGood-bye Friend。
ユーミンは先にこっちを作っていたのね。

カップリングの「Good-bye friend」は今は亡き友人を歌ったナンバー。『君といた夏』劇中歌。ユーミン夫妻と親交があったアイルトン・セナの死を悼んで作られた曲。元々は「Good-bye friend」の方が主題歌として予定されていたが、ドラマのイメージに合わないということで、サビの部分以外作り直された。

Wikipediaより


私はこんな気持ちを、彼に抱いている。
まだ別れが来ていないのに、
昨夜も「また明日ね。愛してるよ」と、
今朝も「おはよう」と、
メッセージをくれているのに、
彼が死を迎えたとき、自分がどうありたいかを想像しちゃうのは、やはり年齢を重ねたからなのかな。
それともこうゆう関係だからかな。

気持ちがブレるときもある。
これ、意味あるの?と言われたら、返答に困る。


私の望む着地点は

離れても 胸の奥に ずっと生きてるから
友達でいるから 友達でいさせて

Good-byeFriendより

です。そう答えよう。
問いかけた知人に、いまさら伝えてもキョトン、だと思うけど。

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