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自立する心なくして、不倫なし

 泥棒猫です。

 インスタ事件の顛末は、私の「それを聞いちゃお終い質問」で彼を絶句させて終了。

 私も自分の気持ちをぶつけられてスッキリした。言いたいことを言えて、それはよかった。


 それからどうなったかというと。


 私たちはまだ付き合っている。

 

 私がこんなふうに時々爆発することについて、Peter Rabbitちゃんは以前、こう言いました。

「彼はね、既婚者のくせに恋人のように扱うから、本当に悪いよ。独身者じゃないんだから。恋人扱いするな!お前こそ勘違いするな!と言ってやりたい。」


 金言をありがとう。


 これまでの恋愛で、私は自分が悪いんだろう、私がこうすれば、ああすれば。と、くよくよ悩んでいた。でも、今回は彼が悪いんだね。そうだよね。うんうん。


 もう1人の親友は言いました。

「男はズルいもん。嫁とは別れないよ。嫁も別れないよ。でも愛人は手放せないんだよ。本当にズルいんだよ。」


 これまた金言。

 そうなんだよね。そして私も彼を手放す気がないんだよね。私もズルいんだよ。


 私は3年後、どうなっていたいかを考える。


 私は思いあがってこんなシナリオを描いていたのだ。

 彼が奥さんと別れて、私と結婚。一緒に海外で生活することができるんじゃないか、と。


 改めて冷静に考える。

 軌道修正。

 彼にそんな気持ちがないことを確認できたわけだから、これからも付き合いたいなら私は自立していることが不可欠。その上でしか不倫を続けられない。資格もない。

 そう覚悟を決めましょう。そうしましょう。そして嫌ならいつでも降りましょう。


 なにがあるかなんてわからないし、流れは急に変わることもあるから自分では何にも決めない。そのあたりは柔軟に、したたかに。

 そして今は気の済むまで彼を愛するのだ。そこは身勝手に。彼の一番じゃなくても、彼からの好意は受け取ればいい。愛は惜しみなく受け取る。


 3年後の私。

 凛とした真っ直ぐな目で彼をみつめて、帰国したことを喜ぼう。しっかり自立して、ね。


 そう決めてからもいろいろあったけど。

 あれから約2ヶ月。それが4月1日の今日。


 本当ならもう彼は海外赴任で、今は3年間の遠距離不倫が始まったばかりのはずが、この騒ぎで彼はまだ日本にいる。

 いつ渡航できるか全くわからない。

 まさか、世界がこんな風になっちゃうなんて。

 ほとんど誰も予想できなかったと思う。


 どうなっちゃうんだろうね?

 不倫の悩みなんて、贅沢な悩みだわ。

 と、思う。


 


 

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泥棒猫/ing ing ing
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