嬉しい年末。

ナンシー、最近のマレーシアはいかがですか?
同じ職場で働いていた私たちですが、おととい私も二ヶ月の有給消化を残して退職しました。

ナンシーが十月半ばに退職してから二ヶ月半、まさしく泥舟に乗っているような毎日でしんどかった。政治や社会の問題にいつも憤っている私たちだけど、働いていた某コーヒーチェーン店では、その縮図のような光景が広がってた。ナンシーがいた時は、それを分かち合うことでなんとかやり過ごしていたけど、それができない二ヶ月半だったからすごく長く感じたよ。

書き出したらキリないけど、例えば軽減税率の話。店内なら10%持ち帰りなら8%の税率を確認せねばならず繰り返されるコミュニケーション。「お席はご利用ですか?」に対して「あ、ふつうに紙(カップ)で」で返される。紙でもなんでもいいから店内かどうか教えてくれ。憤る気持ちをいつも「たかみん、自民党のせいだから」てナンシーがおさめてくれてた。こういう憤りやややこしいコミュニケーションが発生する可能性を、政治家のみなさまは想像しただろうか。そもそも軽減税率の浸透してなさ。「店内ご利用かどうかで税率が変わるのですがいかがしますか?」と聞くと「あぁ、そういうことか。どっちが安いんだっけ?」と聞かれる始末。別にこちらも細かく聞きたいわけじゃないけど、正しく利用している人が損するような事が、私の性質上なんともゆるせない。

書いてて私が細かいやつみたいに見えてくるけど、細かいかな?

それから会社に対してもそう。サスティナブルをうたいつつも、目の前に広がる矛盾。例えばリユースの容器を促進しつつも必要以上に廃棄されるもろもろ。会社が大きいから仕方ないのかもしれないけれど、グリーンウォッシュを目の当たりにして、そこからお給料もらうのがしんどくなった。

これもなんか私が過敏な人に見えるね。ヤバいね。

これ、店に残る人数人に話したけど当たり前だけど手応えなかった。ナンシーはわかってくれるはず。

確かに私は細かくて過敏だし自覚あるし、ずっとそういう自分がおかしいんだと思ってきたけど、それだけではないと気づいたから退職。

もうやりたいことやり尽くしたし、会社にも絶望してるから今すごく清々しい気持ち。けど100%絶望してるわけじゃないし、しんどい中にたのしい瞬間もあった。けど続ける選択肢はなかったな。しょうがないね。

会社を変化させることは難しかったし、自分が変えられないための退職。開放感すごいね。
おととい職場を後にしてから、開放感と嬉しいのでずっと機嫌がいいよ。幸せ。

早くナンシーと乾杯したい。
ナンシーは働いてた時の絶望エピソードある?

社会には絶望してるけど、自分の未来とか、周りの大切な人たちのことは愛おしい。
この対比についてもいつか書きたいな。

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