落語会に必要なもの
前回、落語にまったく詳しくないのに、落語会を開くようになった経緯を書いた。
落語のらの字も知らない人間が、突然落語会を開くことになったら…|ドミロン (note.com)
今回は意外とググってもでてこない、落語会をひらくのに最低限必要なものをご紹介。
これから落語会を開きたい!
突然上司が落語会を開くと言い出して困ってる!!
そんな方のお役に立てれば…
落語会に必要なもの
◆座布団 大きさに特に決まりはない。(たぶん。小さいと怒られたことはない)
◆高座(こうざ)舞台のこと。
落語家さんは扇子でうどんを啜ったり、てぬぐいでお札を数えたりする。
手元が見えた方が楽しいので、お客さんの目線より、落語家さんが高い位置になるようにしなくてはいけない。
大きめの机でも、ビールケースを積み重ねて上に布を被せてもいい。赤い布など被せると、一気に高座っぽくなる。(ちなみにうちはピンクの布。)
脱いだ羽織を置いたり、てぬぐいを置いたりするので、座布団より横幅が広い方がいい。
落語家さんはじっと座っていない。手を伸ばしたり、中腰になってあほの真似をしたりするので、安定感や天井の高さとの兼ね合いも大事。
◆高座にあがる階段
着物でも昇り降りしやすい段差の低い階段が理想。コーラのケースをひっくり返したのが役に立つ。
◆楽屋(控室)
着替えたり、出番前にお客さんから落語家さんが見えないようにする空間。
落語家さんは私服で来て、着物に着替えられるので、男女問わず大荷物。
大きなカバンも置けるような場所があると理想。
(理想と現実は違う。うちの店は天井から布を垂らして、落語家さんを閉じ込めている…ひどい楽屋だと噂になっているとかいないとか…。)
◆出囃子(でばやし) 落語家さんが登場する時にかける曲。
Spotifyに「上方寄席囃子 出囃子大全集」がある。
◆お客さんと落語家さんの楽屋用の椅子
この6つがあれば、落語会は開ける。
兎にも角にも、ビールやコーラの空ケースが役に立つ。いざとなったら、椅子にも荷物入れにもなる。多めに集めておくのがおすすめ。
1つ目の記事に書いた「けんだい(見台)ひざかくし(膝隠し)」はあってもなくても大丈夫。「見台はありません!」と言う、勇気が大事。(言えずに落語家さんに迷惑を掛けた話はまたそのうち…)
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最後に宣伝
ドミロン落語会、次回は2023/7/26㈬にあります。
出演は月亭太遊さんと桂天吾さん。よろしければ…。
ご予約はメール、ツイッターのDMからどうぞ。
神戸市兵庫区福原町5-1 ドミロン
dormilon.rakugoアットgmail.com
ドミロン(@dormiloncurry)さん / Twitter
ドミロン落語会 ロゴ 小幡 明さん
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