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キャバクラ勤務体験記

こんにちは、ドリぽんです。今日は大学2,3年の時にキャバクラで働いた体験記でも書こうと思います。これからキャバクラで働いてみようかな、という人に参考になったら嬉しいです。

正直、歳の離れた男性と接することには抵抗があったし、やるかどうかは本当に迷いましたが、夜の街という本来なら関わることのない「別世界」に少し興味があったので好奇心に負けてやってみることにしました。ちなみに私の家庭は門限ありの厳格な家なので父にばれたら死ぬという状況でこのバイトに手を出しました(笑)本当にごめんない。

私が働いていたところはがっちりしたキャバクラと言うよりもラウンジと呼ばれるキャバクラよりも少しフラットなところでした。業務内容は、お話をする、お酒を作る、一緒にお酒を飲むというものですね。初めて働いたお店は「高校生」コンセプトというちょっと変態チックなところで、制服を着て仕事していました(笑)衣装については事前にどのようなものか把握はしていましたが、想像以上にスカートが短かった…あれはホントに苦痛でしたね。
なぜこのお店を選んだのかというと本当にたまたま「バイトル」に出てきたからです(笑)バイトルに乗ってるなら大丈夫かな~と浅すぎる思考で無事にやられました。これから働く人は「体入ショコラ」や「きゃばのり」などからもちゃんと調べることをお勧めします。お店の口コミとかも見ておくのもいいかもしれませんね。あと、求人に書かれている条件は全部信じない方がいいです。盛られてることが多いので…。

話がそれましたが、私が初めてお店を訪れたとき、金髪の人とスーツを着た人がタバコを吸いながら大きい声で話していて、とても怖かったです。治安が悪めな空間の耐性が無さ過ぎて慣れるまで結構怖かった…。そういう環境に慣れていない方は慣れるまで辛抱です。

初日の更衣室では女の子2人が

「○○ちゃん○○してたんだよ」
「えーヤバすぎでしょ。」

という耳を疑う会話をしていました。その子たちにいろいろ話を聞きましたが、女の子に

「嫌だったらすぐ帰りな?今なら間に合うよ」

とガチトーンで言われて初日だけど本当に帰ろうか悩みました。結局お仕事しましたが、初日は緊張しすぎてよく覚えていないです。覚えてるのは「うん、無理だ、すぐやめよう」という感想。そのくらい初日は私にとって衝撃的な日でした。当時の日記にも「怖かった」と書いてあります(笑)

「すぐやめよう」と思ったのもつかの間、気づいたらそこのお店では3か月働いていました。
やはりお金の威力には勝てなかった…。
そのバイト先は家からとても遠く、門限もあったため、出勤はダントツで少ないし短かったけれど、なんだかんだ楽しくてやっているうちに怖さとか嫌な気持ちとかは薄らいでいきました。なんなら、売り上げランキングの上位にランクインしたときもありました。指名をもらい、お酒をごちそうしてもらったときの快感、ボトルを入れてもらったときの喜びといったら…。あと、私は人と話すことが好きなので初めて会うおっさんがどんな人なのか、どんな仕事をしているのかをわいわいお酒を飲みながら聞くのが楽しかったです。変な人もたくさんいたけど、それはそれで楽しかった。あのワイワイした雰囲気、慣れたらむしろ楽しくて好きになっていました。

そこで知り合った社長さんに普通の学生なら食べられない高級レストランに何回か連れていってもらったり、別の人には回らないお寿司をごちそうしてもらいました。そんな貴重な経験ができたのはとてもよかったです。今でも六本木で食べた高級中華が忘れられません…

1店舗目を勤め上げ、今度は別のお店に移りました。1店舗目と同じ系列のお店でしたが、今度のお店は女子大生しか働けないお店でした。テスト期間になると女の子たちみんな待ち時間に本を読んだり、ケータイでレポート書いたりしていてなんだかシュールでしたね。このお店に移ってからはどうしたら指名がもらえるか、どうしたらドリンクをごちそうしてもらえるかしら、そんなことを考えながら工夫したり、頭を使うようになりました。キャバクラのいいところは自分の努力がわかりやすくお金に反映するところですね。すごくコスパよく稼げてしまうので気づいたらなんと、だらだら1年半もやっていました…。

私はキャバクラで働いてみて、結果的にはなかなかできない貴重な経験ができたのでやってよかったと思っています。そして、こんな世界もあるんだ、こんな人もいるんだ、と視野が広がりました。普段は触れることのない世界。決して綺麗な世界ではなかったけれど触れることに意味があったと感じています。あの夜の独特な雰囲気、そこで働く人たち、そこに来る人達、本来なら関わることのない人達。全く違う生き方の人達、育った環境の違う人達。こういう自分が置かれている環境以外の面を見ることってやっぱり大切だと思いました。自分がいる環境が全てじゃない。いろんな人がいていろんな世界があるんだ、と肌で感じることができました。それだけではなく、自分で考えて動いて働くことが面白いと思えたこと。これは大きかったですね。

ただ、精神的にきつい部分もありました。親に隠れてこんなことしてるという罪悪感。それ以外にも嫌なことを言われたり、割と危ない場面もあったりしました。飲みすぎて体調を崩したりもしたし、連絡のやり取りもしなくてはいけなかったり。正直、心にはあんまりよろしくないバイトであることは間違いないです。安易にこのバイトを勧めたいとは思わないし、一度このバイトをしてしまうと、普通のバイトをやりたくなくなってしまう。お金が欲しかったり、ピンチになるともう一度やりたくなってしまうんですよね。

だからやりたいなって思った人はちゃんと考えて、それでもやりたい!って思えたらやってみるのは全然アリだと思います。

ダラダラ書いてしまいましたね💦でもこれも大学生の間の思い出でもあり貴重な経験でもあったので書きました。ここまで読んでくださり、ありがとうございました★


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