中銀カプセルタワー_2
前回の記事はこちらから。
未来夫氏から
「是非僕の部屋を見て行ってくれよ」
とお誘いいただいたまま氏所有の部屋を見学に。
そこには紀章氏に纏わる数々の書籍や
MOMA美術館にも収蔵されたアートブックまで整然と並ぶ
ミニマル図書室の部屋でした。
プライベートスペースでしたのでここでは詳細を書くことは控えます。
その後私の事務所にご案内
私の事務所はオリジナルの状態は丸窓のみで
それ以外のUBなどの水回りや
ユニットシェルフ等々は全て撤去されていた何もない部屋でした。
そのためオフィスデスクや仕事で使う設備類、資材や参考書籍
作業用の小テーブルぐらいしか置いてませんでしたが
10㎡の居室内ではそれでも狭かったです。
天高も2000mmしかなかったですから
その当時の謳い文句はカプセルタワーで最も広い居室スペース!
話は戻り、そのようなオリジナルとは程遠い状態ですが
これこそメタボリズムだね!
使用している人が独自に新陳代謝をしてその時その時をアレンジしていく。
まさに父が掲げた思想に合致しているよ!
とおっしゃっていただきました。
ネットで調べても出てこない紀章氏の逸話やプライベートなお話、
収集されていた骨董品や当時の資料なども拝見させていただいたり
個人としての人となりを知ることができました。
事務所撤退直前にわざわざ会いに来ていただき
美味しいケーキを2人で楽しんだのもとても良き思い出です。
今も定期的にLINEや電話でやり取りさせていただいております。
今回もこの辺で。
次回は居住者として感じていたことについて語ろうかな。
元居住者としてインタビューもお受けしております。
takumi@d-ores.art