ソシアル・ディスタンス あるいは惑星たちの距離について
個と自由と悪
の
聖三位一体
について
惑星と語る人
惑星たちの言葉に耳を傾ける
翼をもつ人間
金星と木星と土星と
われら
翼をもつ人間!
惑星たちが見ている
われらの夢を
夜が明ける前に
*
単語二個の間に・が入っている 紙に書いてあるように視覚的である それがどのような言葉だったのか思い出せない この問題を相談するのである 長いベンチの端にそのメンター(ここではそう呼んでおこう)は座っている 私はこのシルエットのような人物を信頼して訪ねる その長いベンチの端に腰掛けているメンターのわきにはなにか細々とした雑多なものが置いてあり 私は少し離れてベンチに着座した 彼はそれを気にもせず 彼の脇に来るように招いた ソシアル・ディスタンスという考えが浮かんだのは夜が明けてからであった
*
パレストリーナ!
五月の梢の上
飛んでいく音楽
悪
の
翼
に乗り
これは比喩ではない!
樹々の歌い方
風が見えるように
遠く
緩慢に揺れる
われら
の
翼
の
羽根
の一枚一枚
の緑
を透かして落ちてくる
光
を胸いっぱい吸い込むこと・・・
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