季節ごとの楽しみ
今日は十五夜です。今日は中秋の名月です。お月見団子を買って食べました。例年はみたらし団子を食べていたので、お月見団子を食べるのは初めてだでした。きなこと黒蜜をつけて美味しく頂きました。来年もお月見団子を買おうと思います。
看護師として働いていたときは不規則勤務で仕事のことも多く、休みも混んでいるところにはあまり行きたくないし寝ていたかったりで花見や花火やクリスマス、年越しもあまり意識せずに生活していました。皆さんもお仕事や家事等でバタバタしていると気付いたらもう季節が変わってた、何も楽しんでないという気持ちになったことがあると思います。死が近づいてきたと感じない限りその季節がもう廻ってくることはないかもしれない、いつか味わえない時が来るかもしれないなんてことを考えることなんてないでしょう。
入院中の患者さんは春が近づくと桜を見たい、夏が近づくと花火を見たいと季節のイベントを楽しみにされていました。「もうあと何回見られるか分からないからね、来年は見られないかもしれない。今年で最後かもな」と話される患者さんもいました。日本では古くから桜や花火が親しまれてきました。そのもの自体を見たいという気持ちももちろんですが、誰かと一緒に楽しんだ思い出を一緒に思い出すという意味の方が強いのかなと思います。桜の季節は卒業や入学、別れや出会い等人生の様々な節目の時期と重なります。日々が過ぎ去るのはあっという間ですが、同じ日を生きることはできません。
高齢になってもできないことはないですが、実際には身体的に難しい場面も多くあります。やるのが難しいと思うからこそ、やりたい、やっておけばよかったと後悔を感じるものです。90歳を過ぎて富士山へ登りたいと思っても、現実的にそれは不可能に近いと思います。走りたいと思っても難しい場合が多いでしょう。
何かに挑戦する、諦めないという気持ちはもちろん大切です!しかし、頑張りすぎて体調を崩したら元も子もなくなります。やれる時にやっておかないとできないこともあります。食べ物も制限があり何でも食べられるわけではなかったり、量だって食べられなくなります。
高齢の患者さんに「まだ若いんだから何でもできるじゃない。うらやましいわ。お金あってもこの年じゃできないこともいっぱいあるのよ」と言われることも多々ありました。70過ぎのおばあさんがスノボやってみたかったと話されていたのには驚きました!
今日が一番若い日です!いつかやろうではなく実際にやるためにはどうしたらよいか考え実行してみましょう!
あなたも季節を感じてみましょう!家までの帰り道に空を見上げたり、金木犀の香りをかいだり、息が白くなったり、桜を見たり、特別なことはしなくてもよいので日常で季節を感じてみましょう!