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サウジカップのプレビュー 〜最強日本チームvsロマンチックウォリアー〜

サウジカップデーのメインレース、サウジカップ(ダート1800m G1)のプレビューです。

◆ 基本構図
基本構図は、日本から現れた若きダート王フォーエバーヤングと、香港の最強中距離馬ロマンチックウォリアーの2強対決です。

・フォーエバーヤング(4歳牡)
9戦7勝。昨年のケンタッキーダービーと、BCクラシックで3着だった以外は、国内外全てのレースに快勝しています。

・ロマンチックウォリアー(7歳騸)
23戦16勝。G1勝利は10。2023年10月から8連勝中で、その中には昨年の安田記念も含まれています。

ロマンチックウォリアーにとっては、今回が初のダート戦です。
世代も主戦場も異なるスターホース2頭、本来交わることがないと思われていました。それが、中東の地で激突します。

実際のところ、2強対決と思っているのは日本だけで、世界的には「果たしてロマンチックウォリアーはダートでも速いのか」という点に注目が集まっているのかもしれません。

◆ 日本チーム
フォーエバーヤングに注目が集中していますが、昨年末の東京大賞典の上位馬が揃った、最強日本チームです。昨年、安田記念のタイトルを奪取されたロマンチックウォリアーに雪辱する場が巡ってきました。
以下で1頭ずつ、簡単に紹介します。

・ウィルソンテソーロ(6歳牡)
21戦8勝。G1レースに絞ると、9戦1勝2着5回と、日本のトップダートホースです。暮れの東京大賞典は2着。逃げてよし、追い込んでよしの自在性に富みます。

・ラムジェット(4歳牡)
9戦5勝。昨年は東京ダービー優勝後のJDCと東京大賞典でフォーエバーヤングに真っ向勝負を挑み、それぞれ4着と3着でした。4歳世代のトップホースの一角です。

・ウシュバテソーロ(8歳牡)
ダートに絞ると15戦8勝。言わずと知れたダート王。中東は得意で、一昨年のドバイワールドカップ優勝、昨年はサウジカップとドバイワールドカップそれぞれ2着。暮れの東京大賞典は4着。

私は勝手にウシュバテソーロを、今年のサウジアラビア遠征日本選手団の団長に任命しています。
また、彼はリヤドからドバイへの中東遠征を最後に引退すると、発表されています。

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