みやこSの結果 〜3歳馬が古馬を撃破~
勝ったのは唯一の3歳馬、サンライズジパング(3歳牡)です。
それ以外の14頭の古馬を千切ったロングスパートの末脚は、なかなかのレベルにあったと思います。
◆ レース展開
予想通り、スタートから、ミトノオー(4歳牡)がレースを引っ張ります。2番手にはアウトレンジ(4歳牡)が付けます。アウトレンジの鞍上横山和騎手の昨日のエスコートは、素晴らしかったと思います。
4コーナー手前まで2番手をキープし、ミトノオーがバテて落ちていくと、スムーズに体を入れ替えて直線では最内を通って粘ります。最後にサンライズジパングにかわされましたが、立派な2着でした。
サンライズジパングは最初中団にポジションをとります。しかし、向う正面からロングスパートをかけます。4コーナーの手前では既に鮫島騎手はムチを入れており、「いっぱいなのかなぁ」と思いましたが、ムチが入れば入るほど加速していきます。最後は2着に半馬身を付けた快勝です。
1番人気に推され、重賞初制覇が期待されたオメガギネス(4歳牡)は、見た感じスムーズに4コーナーを迎えましたが、そこから伸びず10着に沈みました。
◆ サンライズジパング
彼は昨日のブリーダーズカップクラシック3着と、いまや世界的な強豪馬となったフォーエバーヤングに2度真っ向勝負を挑み、共に敗れたとはいえ良い勝負を演じてきました。特に直近のJDCでは、1コーナー手前で、ポジション取りの激しい攻防を演じました。
彼は昨日で11戦4勝ですが、ダートに限れば、6戦3勝2着1回3着1回です。
◆ ダート3歳世代のレベル
語るには未だ早いのですが、BCクラシックやみやこSの結果を観ると、今年のダート3歳世代のレベルはかなり高いかもしれません。
あくまでも私見ですが、ダートを走るのには芝馬場以上に筋力が必要なので、3歳馬が古馬を凌駕するのは相当のスーパーホース以外は難しいと思っています。
ただし、今年の3歳世代、特にフォーエバーヤングと争ったメンバーは、古馬の中に入っても互角の勝負ができるかもしれません。
これからのG1、G2レースが楽しみです。
◆ 他の推し馬たち
みやこSには、ドゥラエレーデ(4歳牡)と、プロミストウォリア(7歳牡)の2頭の推し馬が参戦していました。
前者は11着、後者はシンガリ負けとなりました。さぁ、次に向けて疲れを癒してください。