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推し馬 セリフォス 〜王の復権を目指して〜

◆ 近年のマイル界
マイル界は、グランアレグリアが20〜21年に絶対女王に君臨していました。
彼女の引退後、ソングラインソダシの2つの大輪が咲き誇りました。
そして、彼女らが揃って昨年の初秋に引退したいまは、ナミュールが小さくて可愛い花を咲かせています。

◆ 若きマイル王に就く
過去を振り返ると、22年の秋に一旦はセリフォス(2019年生 現5歳牡)が若き王者に就いています。
彼は3歳の初夏、果敢に安田記念に挑戦。ソングラインをはじめとする強豪の中で4着と健闘しました。夏の間に大きく成長し、実りの秋を迎えました。初戦の富士Sでは直線で進路が見つからず届かないと思わせたところから、豪快に差し切りました。
続く本番のマイルCSでは、残り200m時点で未だ後ろから3番目くらいでしたが、そこから全馬を置き去りにする豪脚を披露しました。
この2戦を見て、暫くセリフォス王政が敷かれると確信しました。

◆ 低迷
4歳になると、初戦をドバイで走った後、安田記念でソングラインに2度目の対決に挑み、王位の完全継承を狙うも2着に敗れました。それでも、マイル王の地位は揺るがないと思っていました。
しかし、昨秋は国内と香港のマイルG1で、2戦連続で掲示板に載れない大敗を喫しました。敗因は夏負けの影響を引きずっていたためと言われています。未だ老け込むには早く、今週のマイラーズCで復活の狼煙を上げて欲しいです。

【24年11月9日追記】マイラーズCはソウルラッシュに次ぐ2着、安田記念も5着と大崩れはしていないものの、完全復活には至っていません。24年秋、得意のマイルCSでの復活に期待です。

◆ 期待
現3歳世代には有望マイラーが揃っており、古馬勢もまた厚い布陣で迎え撃つと、マイル戦線は最高の盛り上がりを見せると思っています。

◆ 引退 【24年12月21日追記】
24年秋、富士Sを叩いて挑んだマイルCSは6着でした。その後、年末の阪神カップを最後に引退することが発表されました。
阪神カップでは後方から追いかけて4着になりました。

阪神カップには、いち早くG1を制し、同級生を牽引した彼の門出を祝って、多数の同級生が終結しました。
結果も、掲示板のうち4頭を同級生が占める華やかな同期による送別会となりました。

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