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今週の重賞 (シンザン記念、フェアリーS)
今週末は中山と中京の2場での3日開催です。
重賞は、日曜日にフェアリーステークス、月曜日にシンザン記念が行われます。
3歳クラシック三冠レースの第一弾、桜花賞(牝馬限定4月13日)と皐月賞(4月20日)に向けて、1月から3月の間に、牝馬限定5レース、牡牝混合7レースの重賞が組まれています。
今週末の両レースはその初戦となります。
◆ フェアリーS (芝1600m @中山 3歳牝馬限定 G3)
桜花賞と同じマイル戦。20年と21年の勝ち馬(ファインルージュとスマイルカナ)は共に桜花賞3着となり、翌22年の2着馬スターズオンアースは桜花賞とオークスを制し、二冠馬となりました。
ここ2年はクラシック活躍馬のエントリーがありませんでしたが、シンザン記念と同じく、桜花賞までの間隔が適切で、最近では位置付けが上がってきたと感じます。
◆ シンザン記念 (芝1600m @中京 3歳限定 G3)
歴代の勝ち馬にはアーモンドアイやジェンティルドンナ、ミッキーアイル、ピクシーナイトと言った、牡牝両方の名馬が名を連ねます。
近年は、収得賞金の不足やローテーションの関係で、年末のG1に間に合わなかった馬が集まります。
そして、ここで勝ち切ってクラシック初戦に向かう傾向が強まっています。
皐月賞や桜花賞への期間を十分にとれることから、有力素質馬が集まるイメージです。
◆ 馬名の付いた重賞レース
現在JRAで競走馬名が付いた重賞レースは、「セントライト記念」と「シンザン記念」しかありません。
共同通信杯の副名がトキノミノル記念、弥生賞が弥生賞ディープインパクト記念とも呼ばれますが、純粋に馬名だけの重賞レースは2つだけです。
それだけ史上初の三冠馬セントライトと、同五冠馬シンザンは特別な存在です。