東京新聞杯の注目馬 〜4歳牝馬たち〜
東京新聞杯には、ディフェンディングチャンピオンのウインカーネリアン(7歳牡)や、昨秋のマイルCS3着のジャスティンカフェ(6歳牡)などの実力馬が出走します。今日は彼らに挑む、昨年のG1レースで2着に惜敗した3頭の4歳牝馬に注目してみました。
・マスクトディーヴァ 秋華賞2着
昨年のローズSを衝撃的なレコードタイムで勝利し、秋華賞では三冠牝馬リバティアイランドに迫る2着。また、ローズS2着のプレイディヴェーグがその後エリ女を制していることからも、能力の高さが伺えます。
今回初めてのマイル挑戦ですが、結果次第では今年のマイル戦線の超注目馬になる逸材です。
・ウンブライル NHKマイル2着
NHKマイルでの彼女は、ゴールがあと数m先にあれば勝っていたという鋭い末脚を見せました。脚の手術を経て、今回NHKマイル以来の久しぶりの出走です。
彼女の母方の曽祖母(ファーストクラス)は、テンポイントの永遠の好敵手トウショウボーイと、無敗の三冠馬シンボリルドルフの姉(スイートコンコルド)の仔です。私は、血統表に彼らの名前を見つけると、無条件に応援してしまうオールドファンです。
・コナコースト 桜花賞2着
桜花賞での彼女は完璧な競馬をしたと思います。三冠レースの中でリバティアイランドに一泡吹かせる最も大きなチャンスがありましたが、伝説になり得る凄い末脚に屈しました。
コナコーストはその後結果が出ていませんが、得意のマイルでの復活に期待です。
3頭の中で最も注目しているのは、ウンブライルです。彼女は昨年のNHKマイルの最後の100mで素晴らしい末脚を繰り出し、先に抜け出した馬を追いかけるも頭差及びませんでした。あと数mあれば、逆転できた悔しいレースでした。
その後に脚の骨の突起した部分を除去する手術を受け、長い休養に入り、東京新聞杯が約9ヶ月ぶりの復帰戦です。再びあの鋭い末脚を見られるのか、ドキドキしながらの観戦です。