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今週末の重賞紹介 (秋天、アルテミスS、スワンS)

今週末も府中、京都、新潟の3場開催です。そして、新潟の年内開催は今週が最後です。
メインは日曜日に行われる天皇賞(秋)、通称「秋天」です。
土曜日には第14回アルテミスステークスと、第68回スワンステークスが行われます。

◆ 天皇賞(秋)(芝2000m @府中 G1)
秋の古馬三冠の初戦です。毎年、思い出深い熱戦が繰り広げられますが、特にここ3年の秋天はとんでもなく面白いレースでした。

3年前はエフフォーリアコントレイルグランアレグリアによる激しくも美しいレースでした。
一昨年はパンサラッサの大逃げをゴール直前でイクイノックスがかわす劇的なレースでした。
昨年は天皇陛下の行幸の下、イクイノックスが完璧なレースを見せ、衝撃的なレコードタイムで圧勝しました。

◆ アルテミスS (芝1600m @府中 2歳牝馬限定 G3)
4年前の優勝馬ソダシと3年前の優勝馬サークルオブライフ、一昨年の2着馬リバティアイランドが暮れの阪神JFを制しており、暮れのG1レースと密接な関係があります。

しかも、ソダシは桜花賞優勝、リバティアイランドは三冠達成、昨年の優勝馬チェルヴィニアもオークスと秋華賞の二冠馬と、翌年の牝馬クラシックを占う意味でも、とても重要な一戦です。

注目の一頭はBCクラシックで世界No. 1を目指すフォーエバーヤングの妹、ブラウンラチェットです。妹は父がキズナなので、先ず芝路線を歩むようです。
彼女以外にも、有力2歳牝馬が勢揃いしており、今年のアルテミスSも、2025年の牝馬三冠を占う重要レースになりました。

◆ スワンS (芝1400m @京都 別定G2)
マイルCSの前哨戦として1着馬に本戦への優先出走権が与えられます。しかし、実際には、マイルCSとの繋がりはそれほど強くありません。
昨年も1着から5着までの全頭がマイルCSに参戦していません。傾向を見ると、むしろスプリント路線に行く馬が多いです。

今年は3歳馬が多数エントリーしており、世代を超えた面白い一戦が期待できそうです。

昨年はウイングレイテスト(7歳牡)が、32戦目で嬉しい重賞初制覇をあげ、温かい歓声に包まれました。

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