重賞の紹介(函館2歳S、函館記念)
今週末も函館、福島、小倉の三場開催です。そして、年一回だけの函館開催の最終週です。そのフィナーレを飾るべく、重賞は2日間連続で、函館だけで実施されます。土曜日に第56回函館2歳ステークス(芝1200m G3)、日曜日に第60回函館記念(芝2000m ハンデ G3)が行われます。
◆ 函館2歳S
今年最初の2歳重賞です。7月開催になってからは仕上がりの早い馬が勝つ傾向にあり、その後の重賞戦線で活躍する大物を輩出できていません。過去5年の勝ち馬のうち、その後にも勝利できたのはビアンフェ1頭だけです。
また、昨年の2着馬ナナオは、函館2歳Sの後に2勝し、先日の北九州記念にも出走していました。
◆ 函館記念
サマー2000シリーズの第2戦です。7月という開催時期とハンデ戦という関係から、超一流馬の参加はありません。それでも、ここをきっかけに出世していく馬が参戦します。
昨年の覇者ローシャムパーク(5歳牡)は、その後にオールカマーに勝利、今春は大阪杯2着に宝塚記念5着と活躍しています。その上を行くのが昨年3着のブローザホーン(5歳牡)です。ご存知の通り、今年の宝塚記念に優勝しています。そう考えると、超出世レースです。
今年もホウオウビスケッツ、サヴォーナ、トップナイフといった重賞未勝利の4歳牡馬勢が、出世路線に乗るべく参戦します。
◆ 函館リーディングジョッキー
現時点では、横山武史騎手が13勝でトップ、武豊騎手と鮫島騎手が10勝、佐々木騎手と北村騎手が9勝で追いかける展開となっています。横山武史騎手は昨年こそ2位(佐々木騎手がリーディング獲得)でしたが、2020~2022年は函館リーディングを3連覇している、自他ともに認める函館名人です。